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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、
日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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ワールドカップ第1戦のフィンランドから、ドイツへ

フィンランドのボッカティにいます。


16日はボッカティでの滞在が最終日なので、楽しんでこのボッカティを発とうと思って、練習してきました。


今シーズンは、旭岳の合宿で体調を崩したこともあって、自分で計画していた練習は十分にこなせなかったんです。病院に行ってもドーピングの禁止薬物が入っている可能性があって薬をだしてもらうことができないので、薬が飲めずに、ぶり返したりしていました。そんなこともあって、思うように練習ができず、からだも思うように動かず、といった感じだったんです。


それでも、レースを11年続けてきて、ワールドカップ第1戦では、はじめて、バイアスロンで満射(全発的中)できたので、そのことはよかったな、と思っています。


銃を持ち上げる時の持ち上げ方、肘のつき方、姿勢のとり方など、トリノと今回では違うところもありますが、「聞いて打つ」ということに関しては変わっていないので、自信が持てました。


ワールドカップ第1戦は、初戦でもあり、体調が万全でなかったこともあって、きちんと最後まで走れるんだろうかと、不安のほうが大きかったです。


次のドイツ大会は、雪が少ないため、開催地が変わり、バイアスロンがなくなってしまうという話しなので、走力の闘いになります。順位にこだわるのではなく、思い切って、しっかり走っていきたいと思っています。


[写真]井口深雪と小林ガイド
(小林ガイドと練習に向かう。フィンランド最後の日、久しぶりに雪が降る。)