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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、
日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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IPC 2008障害者ノルディックスキーワールドカップ第1戦 ドイツ大会結果 太田選手銅メダル獲得 近藤選手6位入賞

温暖化の影響とみられる雪不足と雨という悪コンディションでの今季開幕戦となった。
スキーが滑りにくく、ワックス、スキー選定に苦労したが、そのような中で、日本選手は奮闘した。これまでバイアスロンを得意としてきた日本チームだが、まずまずの結果を残したと評価したい。


とくに女子・太田の3位入賞は高く評価できる。
トリノ・パラリンピックのメダリストがほとんど出場している中での結果であり、フィンランド留学の成果が出ている。体力面で世界トップクラスに成長している。また、語学力もあがってきており、国際大会でも物怖じせずにのぞむことができている。バンクーバー・パラリンピックに向けて、おおいに期待できる結果である。


[写真]太田選手


近藤さつきは6位入賞と健闘した。
しかし、世界と闘うためにはよりいっそうのトレーニングが必要だ。


男子は、新田が8位につけた。トリノ・パラリンピックでは20位だったことを考えると、確実に実力がのびていることがわかる。
初出場の男子・佐藤の17位は大健闘。w杯初参戦で全体の中盤の位置につけたことは、今後に向けておおいに期待できる成績だ。


シッティングの長田は27位。世界トップのロシアとの壁は高い。さらに強化をつみ、順位を上げていきたい。


[IPC 2008障害者ノルディックスキーワールドカップ第1戦 ドイツ大会/第1日結果]
■ 日時/1月18日(金)14時スタート 天候:雨  
■ 開催地/ドイツ・イズニー 
■大会参加国・人数/19カ国・220人(選手120、役員100)


《スタンディング(立位)の部》
▼男子/クロスカントリー・フリースタイル10km
新田佳浩(日立システム) 8位 26分24秒3 〈クラス:LW8/岡山県出身〉
佐藤圭一(中電CTI)  17位 30分26秒4 〈クラス:LW8/愛知県出身〉
[優勝:キリル・ミヒャルコフ(ロシア) 24分28秒3]


▼女子/クロスカントリー・フリースタイル10km
太田渉子(日立システム) 3位(入賞) 33分13秒0 〈クラス:LW9/フィンランド・ソトコモ高1年在学中/山形県出身〉
[優勝:アンナ・ブルミストワ 32分02秒8]


《シッティング(座位)の部》
▼男子/クロスカントリー・10km
長田弘幸(日立システム) 26位 34分06秒5 〈クラス:LW10/北海道出身〉
[優勝:クリス・クラベル(米国) 28分57秒6]


▼女子/クロスカントリー・5km
近藤さつき(日立システム) 6位(入賞) 23分27秒4 〈クラス:LW11/大阪府出身〉
[優勝:リドミラ・ボウコク(ベラルーシ)17分52秒9]