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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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IPC障害者ノルディックスキーワールドカップ第2戦カナダ大会第1日 男女バイアスロンパシュート:談話

IPC障害者ノルディックスキーワールドカップ第2戦:カナダ大会 第1日
(兼バンクーバー・パラリンピック プレ大会)

〈男女バイアスロン パシュート:談話〉


●荒井監督:厳しいコース設定に苦しめられた。男子座位の2人が健闘


来年のバンクーバー・パラリンピックで使用される
ウィスラー・オリンピックパークで行われている。
非常に厳しいコース設定となっており、今日はこのコース設定に苦しめられた。


これまでのIPC主催大会では、バイアスロン・パシュートやクロスカントリースキーのスプリントなどの短距離種目は、比較的平坦なコースで行われてきたが、ここはアップダウンが激しく、コーナーも多い。


スタート直後に約400mの上りがあるのが特徴で、
レースの最初にヤマ場がくるような作りになっている。


このようなコースで、男子座位の久保恒造が6位
長田弘幸が11位に入り、健闘した。
2人とも決勝の射撃は満射で、髙い集中力を維持してレースをしてくれた。


日本選手は全体的にも射撃の技術は高く、
世界的にみてもトップクラスの実力を持っている。


それだけに、走力で差をつけられることは非常に悔しい。
さらにトレーニングを積み、技術向上に努めたい。


●女子立位 太田渉子 5位 P=1〈1/0〉(予選5位)


バイアスロンのパシュートは、予選の順位が決勝に大きく影響するので(※)、
予選がとても大事ですが、今日は5位となってしまいました。


最初の上りでライバルに引き離されてしまったのが大きな要因です。
今季は上りで自分の滑りができていないので、課題がそのまま出たレースになりました。


明日は5kmクラシカルでさらにきついと思います。
複雑なコースなので、対策を練って臨みたいと思います。


※決勝は予選上位の選手からスタートし、順位によって結果が決まる。


●男子座位
 久保恒造 6位 P=0(予選9位)


予選では射撃の1回目で初弾を外してしまい、これが響いて順位を上げられませんでした。
でも、決勝での射撃では2回とも満射にできたので、6位に入ることができました。
滑りの面でも、予選よりも決勝の方がよい走りができたと思います。
パシュートは予選が重要なので、今後はウォーミングアップのタイミングなどを研究し、
予選で上位に入ることができるようにしたいです。
  

 長田弘幸 11位 P=0(予選12位)


このコースは、最初の上りが非常にきつく、そこにすべてを使い果たしてしまったという感じです。
予選を通過して11位に入ることができましたが、
選手が一人失格になったことで決勝のメンバーに滑り込めた感じです。
実力で決勝に進出できるように力をつけたいと思います。


●男子立位 新田佳浩13位(予選敗退)


でも、今季のこの種目は大会ごとにトップ10の顔ぶれが入れ替わるほど各選手の力が拮抗しているので、自分にも十分チャンスがあると思っています。
このコースは、スタート直後の上りを攻略できるかどうかがポイント。
明日からは、この上りの入り方に気をつけて臨みたいと思います。

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13位という結果は、これが今の自分の実力であると受け止めています。
予選の射撃で1回目に3発外してしまい、準備不足を痛感しました。


でも、今季のこの種目は大会ごとにトップ10の顔ぶれが入れ替わるほど各選手の力が拮抗しているので、自分にも十分チャンスがあると思っています。
このコースは、スタート直後の上りを攻略できるかどうかがポイント。
明日からは、この上りの入り方に気をつけて臨みたいと思います。

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