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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、
日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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ワールドカップ総合優勝を目指して

本日のレースはクロスカントリーミドルのスケーティングでした。最近は前ほどスケーティングに対する苦手意識はないのですが、クラシカルに比べると好不調の波があるのも事実です。
しかしウエイトトレーニングを行ってきたおかげで、調子自体が多少悪くても我慢して走れるようになったのは、大きな収穫だと思っています。


さてレース展開ですが、クロスカントリーでシードグループに入っていたため、スタートは比較的後ろの20番目でした。後ろから追いかけられる有利な点は、やはりライバルになる選手のタイムを聞いて滑ることが出来ることです。


今回のターゲットは、ワールドカップ総合ランキングで20ポイント逆転されたフィンランドのイルカ選手です。この20ポイントは、1レースで逆転も可能なため、今回の滑りが大変重要でした。


各選手がスタートする中、17番目にスタートするイルカ選手を見ていると、かなりのスピードでコースに入っていきました。私も負けないようにとダイナミックなフォームを意識してコースに入りました。


1km地点にいる荒井さんから「イルカと同タイム!!」との情報をもらい、次の地点でも同タイムでした。最終ラップまで4秒差と接戦でしたが、なんとか逃げ切りイルカ選手には勝つことが出来ました。


[写真]新田選手
(イルカと秒差で争う新田佳浩)


順位としては8位と良い成績ではなかったのですが、W杯総合ランキングで少しポイントを詰めることが出来たので、W杯最終戦のロングのスケーティングで逆転を目指して頑張りたいと思います。