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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、
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スキートンネルに響く久保恒造の気合い

フィンランド合宿、太田渉子、新田佳浩が黙々と走り込む中、
久保恒造は、スピードトレーニングを入れた。
スキートンネルの最後の登り160m、
ここを10本。


[写真]久保恒造
(トンネル内に久保恒造の声がこだまする)


昨年の合宿と同じコース、同じ距離で行った。
シットスキー選手を強くする急な登り坂のインターバルだ。
1本目から、腕にくる。
しかし今年の久保恒造は、昨年とフォームも違うし、
タイムも違う。
実に6秒以上も短縮している。


[写真]スキートンネル
(昨年より6秒近く短縮している)


[写真]力強いストロークの久保恒造
(しっかり重心をかけ、大きく力強いストロークをめざす)


[写真]後半の登りにかかる久保恒造
(後半の登り、ここからが勝負だ)


そして、何よりも違うのは、
昨年は、「借りてきた猫のようにおとなしく・・」滑っていた久保恒造だが、
今年は、自分のための専用コースと思わせるような快走ぶりだ。
トンネル内に、久保恒造の気合いを入れた声が響く。
遠くにいる僕にも、その声が聞こえてくる。


練習後の帰り道。
宿舎前の遊具で、
必ず懸垂をしてから、部屋に入る久保恒造。
強くする秘訣は、こんなところにもあるのだ。


[写真]部屋に帰る前、必ず懸垂をする久保恒造
(部屋に帰る前、必ず懸垂をしてからあがる久保恒造)


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