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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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久保恒造、太田渉子がともに2位! ワールドカップ第2戦フランス大会3日目

国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ第2戦3日目が、1月30日、フランス・オートモーリエンヌで開催され、男女バイアスロン長距離(12.5km)が行われました。
日本からは5選手が出場し、久保恒造と太田涉子がともに2位に入りました。
久保にとって今季W杯でのメダル獲得は2度目、太田にとっては今季初めてとなります。


[写真]久保恒造と太田渉子
(日の丸をバックに、久保恒造と太田渉子)


【IPCノルディックスキーワールドカップ第2戦:
フランス大会第3日】

■開催日/1月30日(土) 
■スタート時間/午前10時 
■時差/日本より-8時間
■開催地/フランス・オートモーリエンヌ 
■天候/曇 気温/—8℃ 雪温/-9℃
■開催種目/男女バイアスロン長距離(12.5km/2.5km×5周)
■競技方式/予選なしの1ラウンドのみで競う。射撃は1回5発を4回行う。
ペナルティー:1発外すごとにゴールタイムに1分加算される。
●記録内のPはペナルティー(射撃で外した数)
例)P=3(0/1/0/2)=ペナルティー3。
( )は内訳1、3回目は満射(失敗なし)2回目は1発、4回目は2発外し。


■男子
▼座位の部 
久保恒造(日立システム) 2位 46分36秒7 P=1(0/1/0/0) 
長田弘幸(日立システム) 15位 1時間2分47秒5 P=10(3/3/3/1)
[優勝:タイガー・ラーセン(ノルウェー)45分50秒4 P=0]


▼立位の部 
佐藤圭一(中電CTI) 9位 56分12秒8 P=6(1/1/1/3)
[優勝:ヤニック・ブルソー(フランス)46分37秒9 P=1(0/0/1/0)]


■女子
▼立位の部 
太田渉子(日立システムJSC) 2位 1時間32秒7 P=3(0/2/0/1) 
出来島桃子(新発田市役所) 5位 1時間2分51秒3 P=3(1/1/0/1) 
[優勝:マイヤー・ロイトノバ(フィンランド) 57分36秒1 P=1(0/0/0/1) ]


選手・監督の談話
▼男子座位・久保恒造
今朝、日本から第2子が生まれたとの連絡をもらったので、その子のためにも結果を出したいと思って臨んだレースでした。
メダルを獲得できてうれしいです。
レースでは射撃で1発外しにとどめることができました。
今日は心拍を抑えて、確実に当てていこうという作戦でしたが、その通りにやることができました。昨年の夏から射撃に力を入れてトレーニングしてきた成果が出ていると思います。射撃の際の無駄な動作を減らし、射撃にかかる時間を短縮できているのが自分としては最も手応えを得ている部分です。


▼女子立位・太田渉子
今日の目標は、射撃は命中率を80%以上、走りでは後半にあきらめないことでした。
結果は3発外しで命中率は85%とすることができ、走りでも最後にライバルのアレクサンドラ(ウクライナ)と競り勝つことができました。
走りでは前半疲れていてあまり良くなかったのですが、逆転できたのでギリギリ合格点を自分にあげたいと思います。
この種目は自分の得意種目。
パラリンピックの前に表彰台に立てたのは自信になりました。


▼荒井秀樹監督
強風の中、各選手とも射撃で苦労したが、集中力を保ち、確実に当てた選手が上位に入った。
太田は残り1kmでライバルのアレクサンドラ(ウクライナ)に2秒差で負けていたが、ラストスパートで逆転、0.7秒差で2位に滑り込んだ。現在、世界のトップ3と言えるアレクサンドラに走りでも勝てたことは大きな成果。バンクーバーに向けて励みとなった。
久保は、2日目のバイアスロン7.5kmに続いて2位に入る健闘。1発外しに抑えたことは、射撃の力が安定している証だ。この調子を維持し、さらに走りではスピードをつければバンクーバーでもメダル獲得がおおいに期待できる。


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