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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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太田渉子のラストスパート

太田渉子がバイアスロンロング12.5kmで2位に入った。
優勝は、フィンランドのマイヤ選手、ペナルティ1で射撃力をつけてきた選手。
バンクーバーでは、要注意だ。
ウクライナのユリヤ、アレクサンドラを破り、2位に入った太田渉子。
バンクーバーパラリンピックへのきっかけになる、うれしい表彰台だ。


ラスト1km、小林コーチから、「アレキサンドラに2秒差で3位」と無線が入る。


[写真]太田渉子
(ラスト1km、2秒差でアレクサンドラに逆転し2位)


最後の登りにいた僕は、苦しむ渉子に、
「ここであきらめるな。必ず逆転できるぞ!」と檄を飛ばした。
ワックスキャビンで作業していた嶋田将樹君や関真二君もコースに出てきた。タイムランチャーでタイムチェックしている渡辺コーチからも、「同タイムだ!足を出せ!」


太田渉子は、フィニッシュラインに向けて足を延ばしてゴール。
0.7秒差。
うれしい2位の表彰台だ。