10日からノルウェーにおいて2011-2012IPC障がい者ノルディックスキーワールドカップが開幕します。
このノルウェー大会からスタートし、1月にアメリカで２大会、3月にフィンランドで最終戦を行い、クロスカントリースキー１０レース、バイアスロン８レースの１８レースが行われます。
また、ソチ・パラリンピックに向けた新しい試みとして、新種目のテストレースも行う予定で、今季の結果が2014ソチを占う大変重要なシーズンとなっています。

ここノルウェー大会のシューショーエン（リレハンメル近郊）には、ロシアをはじめとして、新しい選手も参加しており、2012ロンドンパラリンピック後は、マラソンやハンドサイクルなどで活躍した多くの選手たちも、ソチへ取り組みを開始すると聞きます。

私たちスキー部"アウローラ"は、新田佳浩、久保恒造、太田渉子が全大会に参戦し、ジュニアスキークラブの阿部友里香がフィンランド最終戦に出場予定です。

2011年は、忘れられない年、決して忘れてはいけない年になりました。
パラリンピック選手たちの活躍で、この日本に"沢山の元気"が生まれれば、僕はうれしいです。
力の限り戦う選手たちの頑張りに、ぜひ、多くの国民の皆様のご声援をお願いします。

（ノルウェー入りしたスキー部メンバー）

シーズン開幕にあたって選手のコメント
●久保恒造
『今シーズンもバイアスロンで年間総合ランキングで表彰台に立てるように、しっかりと狙いを定めていきます。
更には、クロスカントリーでも表彰台に立つ事を目標にし、シーズンに挑みます。
射撃だけではなく、滑りでも勝負できなければ、２０１４年ソチパラリンピックでは勝つことができないと感じています。
今シーズンも全力を尽くします。応援よろしくお願いします。』

●新田佳浩
『今シーズンは、２０１４年ソチパラリンピックに向けて成果と課題を見つけるシーズンだと位置づけています。
また、今までは"クラシカル競技の得意な新田"と各国のコーチや選手から評価されてきましたが、スケーティングでも表彰台に立てるオールラウンドの選手を目指していきます。』

●太田渉子
『２０１４年ソチパラリンピックを２年後に控える今シーズンの目標は、何事にもチャレンジしていくことです。
クロスカントリー、バイアスロン共に、様々な種目に出場し、しっかりと自己分析を行っていきたいと思います。
バイアスロンレースは２年ぶりの復帰となりますが、基本動作を意識し、満射を目指します。』

★ ワールドカップ結果記事
◎ 【大会結果】2011ワールドカップ ノルウェー大会 久保選手、太田選手3位獲得
◎ 【大会結果】2012ワールドカップ アメリカ大会　新田佳浩選手金メダル！