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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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久保恒造選手と荒井監督のコメント ワールドカップ第2戦最終日

ワールドカップ第2戦最終日、バイアスロン・ミドルで優勝した久保恒造選手と荒井監督のコメントです。
引き続き、応援よろしくお願いします!


▼久保恒造
今日は4回ある射撃のうち、最初の2回は射撃タイム20秒台前半を目標に設定し、残りはレース展開を見て、対応しようと考えていた。
実際に、最初の射撃を22秒で撃てたことによって、20秒台後半でも確実に当てる気持ちの余裕ができた。


滑りに関しては、大会を通じて走力の調子が良かったので、リスクの高い射撃を行うことができた。
射撃タイムを早く打つことによって、レース展開の幅をいかに広げるかが、今後の課題だ。


シーズン後半戦に向けて、プレパラリンピック大会に照準を合わせてくる強豪選手達の中でも戦えるよう、自分自身もしっかりと照準を合わせていきたい。


▼荒井秀樹 監督
アメリカ大会最終戦 バイアスロン・ミドルレースで、久保恒造が逆転で優勝を果たした。1周目はミスショット1でロシア・ラミール選手に僅差の2位で通過していった。2回目の射撃でもミスショット1で、一時は苦しい展開を予想したが、阿部バイアスロンコーチから風を読んで射座に入るよう、指示を受け、3回目以降の射撃は冷静に撃つことができた。状況を判断しながら対応できる久保の射撃は現在のパラリンピック界ではナンバーワンと言えるだろう。今後、より走力に磨きをかけてシーズン後半戦を戦っていきたい。


初の表彰台を狙った佐藤圭一は前半から飛ばし、10km地点まで4位と4秒差の3位で通過した。俄然、初の表彰台かとチーム一丸となって応援したが、走力に勝るロシア・オレグ選手に最後は交わされ、悔しい4位だった。


女子立位の出来島桃子は8km地点までトップを走り、ロシア・アンナ選手との走力勝負となった。結果は惜しくも2位となったが、この大会を通じて、走力をもっと鍛えなければ、バイアスロンで勝利できないということを改めて痛感した。


シーズン後半戦の世界選手権、ワールドカップ最終戦ロシア大会(ソチプレ大会)に向けて、それぞれの課題に取り組んでいきたい。
このアメリカ大会では、日本チームは金4、銀5、銅5の活躍を収めることができた。これもスタッフやチームスポンサー、所属企業、日本の皆様の心強い応援のおかげで勝ち獲ることができた。応援ありがとうございました。


(出典元:障害者クロスカントリースキー日本チーム ニュースリリース


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