articleID:7428;categoryID:454

世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!
日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、
日常の素顔から大会日記までをお届けします。

ここから本文

ソチ冬季オリンピックのテストイベント

FISワールドカップ2日目はスキーアスロンが行われました。
クラシカル男子15km、女子7.5kmを走り、スキーを履き替えてフリー男子15km、女子7.5kmを走る競技で、マススタート(一斉スタート)で行われます。
新田選手と共に全員で応援にまわり、日本選手のサポートをしました。


特にSAJクロカンのナショナルチームは予算も厳しく、スタッフ4人ですべてをこなしていました。
キャビンで一緒になったカナダコーチから、ワックスコーチが8人、マッサージトレーナー2人などの12名で来ている聞き、日本の強化が必要だと痛感しています。


そのような中、日本の石田正子選手は、クラシカルでトップと1秒差の3位でスリー用のスキーに履き替え、一番でフリーコースに飛び出して行きました。
俄然、表彰台と全員で応援しましたが、一進一退の状況が続き、長い下りで差をつけられ、上りで詰めるレース展開でした。
結果は7位と健闘、十二分に表彰台へ上がれる実力があることを証明してくれました。
ソチに向け、楽しみです。


[写真]スキーアスロン後半フリーの石田正子選手
(スキーアスロン後半フリーの石田正子選手)


[写真]スキーを履きかえる選手たち
(スキーを履きかえる選手たち)


吉田圭伸選手も前半17番手前後を走っており、後半遅れてもトップ集団にくらいついて走っていました。精神的に強く、パラ選手も、吉田選手くらいの根性が必要と思います。成瀬野生選手は昨日のスプリントレースの疲れがある中、善戦しました。
日頃、パラリンピック選手にアドバイスをしてくれる二人に、ソチに向けて頑張れ!とエールを送りたいです。


[写真]標高も高くキツイコースで行われた
(標高も高くキツイコース)


そして、この日のパラリンピック調査チームは、大雪の中、ストラクチャーテストを繰り返しました。
日本の気候に似ているソチの傾向が分かってきました。
明日も、テストを繰り返します。
今日のレースでも、スキーのストラクチャーが大きくレースを左右することがわかりました。また、コースによって雪質が違うこともわかってきました。


[写真]石田正子選手と
(石田正子選手と)


関連記事
ソチパラリンピックのコースを滑る
ソチ五輪・パラリンピックコースの調査へ