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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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バイアスロン・ロングで優勝した久保恒造選手と荒井監督のコメント

IPC障害者ノルディックスキー世界選手権大会第6日、バイアスロン・ロングで優勝した久保恒造選手と荒井監督のコメントです。
久保選手は世界選手権初優勝、バイアスロン競技での優勝は日本人初の快挙となります。
引き続き、応援よろしくお願いします!


▼久保 恒造
今日は2周目までは周りの状況を見ながら、ペースを作っていった。前半は確実に当てていこうとする選手が多く、命中率が高い争いとなった。1位から6位までは秒差で駆け引きが続くレースだった。
後半、上位選手達に射撃ミスが出始め、レースに動きが出てきた中、1位のロシア・ロマン選手にターゲットを絞り、ペースを上げていった。
ロシア・ロマン選手が、3回目の射撃で1回のミスショット以降、一気にペースを上げてきたため、走力差を縮められないためにも同時に自分自身もペースを上げていった。
結果は走力差を縮められることなく、ゴールすることができた。作戦通りのレースが出来、結果も伴ったので、自信に繋がるレースだった。


▼荒井 秀樹 監督
久保恒造が世界選手権大会でバイアスロン日本人初優勝を飾った。今日のレースは、チーム一丸となって走力・射撃全ての面で思い通りのレース展開が出来た。
特に走力においては、前半、イーブンペースを守って射撃に集中させた。トップの選手との走力タイムでは、1周30秒以内をキープさせ、我慢のレース展開が続いた。後半、久保恒造がスピードを上げたことで、ロシア勢のミスショットを誘った。
まだ課題はたくさんあり、特に射撃タイムは平均約35秒だった。ロシア・イレク選手は20秒前後をキープしているので、来年の本番に向けて、この射撃タイム短縮を何としても実現したい。そうすれば、ソチでのセンターポールも確実なものにできると確信したレースだった。
立位の太田渉子は、4位と健闘したが、1発のミスショットに泣いた。上位を狙うには、射撃タイム・命中率共に向上しなければ喰い込むことはできないし、現在、取り組んでいる走力アップも強化していきたい。
世界選手権も残り、国別リレーとクラシカルミドルレースの2戦となるが、表彰台を目指して頑張っていきたい。


(出典元:障害者クロスカントリースキー日本チーム ニュースリリース


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