嬉しかったですね～。
トリノパラリンピック大会の初日に金メダルを獲った時は、応援に来てくれていた会社の社長をはじめ、部長さんや上司の方もたくさん来ていました。また、私たちを応援する後援会に入ってくださった方で、抽選で観戦に当たった方達も来ていて、みんな見ている中でメダルが獲れたので、「これでやっと恩返しできたかな」と、感謝の気持ちでいっぱいでした。「これでやっと日本に帰れるな」と…。

さらに、自分としては、バイアスロンショートで銀メダルを獲った時は、金メダルを獲った時以上に走りも良いと感じていました。その時の銃は２発外しましたけど、練習どおりの射撃ができて、最後までしっかり走ってゴールできたという満足感があったので、自分のなかでは、トリノの銀メダルは自分に対するご褒美としてあげたいな、金メダル以上の輝きをもったものになったなと、思っていました。

遅ればせながら、2006年11月に、天皇皇后両陛下ご主催の「秋の園遊会」にご招待の栄に浴する機会をいただきましたことを、次回、ご紹介させていただきます。