
2008年09月11日(木)[荒井秀樹]
海外で練習に励むパラリンピック選手
8月29日のフィンランドの新聞に太田渉子の記事が掲載された。
以前も何回か、地元の新聞に掲載されたことはあったが、今回は州の新聞で、そして北京パラリンピックにちなんで、フィンランドでがんばる日本人パラリンピック選手として紹介されている。
(太田選手の記事が掲載された新聞)
ボッカティに到着した久保恒造も、渉子のフィンランドの様子を聞き、しきりに感心していた。
(それにしても、へ~と感心する久保君の顔が、とてもいい・・・)
(フィンランドの様子を話す渉子)
(渉子の話に驚く久保)
渉子のトレーニングは、現在、午後1回だ。
シーズン近くなると、朝、午後の1日2回練習になる。
この日は、隣町まで往復30kmのローラースキーの練習。
こちらでは、全員ヘルメットを着用している。
それに、道路も歩行者、ローラースキーや自転車などの専用道路が車が通る国道と分かれているので、
とても安全!!(日本にも専用道路があるといいな~)
(ソトカモ高校のスキー部)
(ローラーで練習する渉子)
今週の渉子のトレーニングメニューは、
水:ローラースキー30km
木:スキートンネル90分、バイアスロン射撃
金:斜面でのバァウンティング(ジャンプしながらのポールランニング)、ジムでの筋力トレーニング
土:スキートンネル60分(テクニカル)、3時間の山間ウォーキング
日:スキートンネル60分(テクニカル)、3時間の山間ウォーキング
月:休み
となっている。
まだ軽めの練習で、今後スピード系なども入ってくる。
今シーズンは、ここボッカティで障害者のIPCスキー世界選手権大会があり、地元でも注目を集めている太田渉子だった。
パラリンピックの世界でもこれからは、海外で最高の技術を学びながら練習に励む選手が多数出てくると思うし、そのような環境が重要だ。
なぜなら、今回の北京パラリンピック(前半)での、日本のメダル獲得数と順位を見ていると、世界から取り残されているような気がしてならないからだ。