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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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久保恒造がワールドカップ年間総合ランク2位!ワールドカップ第3戦ドイツ大会 最終戦結果

国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ第3戦ドイツ大会最終日が2月7日に開催され、男女バイアスロン中距離が行われました。
日本からは4選手が出場、男子座位の久保恒造が8位に入り、ワールドカップバイアスロン年間総合ランクで2位に入りました。久保にとって初の年間総合ランク入りで、日本の座位選手としては過去最高成績となります。また男子立位の佐藤圭一(中電CTI)が6位に入賞しました。


日本選手の成績と各種目優勝者は以下のとおりです。
なお、本日で今季のW杯は全日程を終了しました。


【IPCノルディックスキーワールドカップ第3戦:
ドイツ大会最終日】

■開催日/2月7日 
■スタート時間/午前10時 
■時差/日本より-8時間
■開催地/ドイツ・オーバーライド 
■天候/晴 気温/-0℃ 雪温/-1℃
■開催種目/男女バイアスロン中距離
■競技方法/予選は行わず、1ラウンドのみのタイムレース。
射撃を1発外すごとに150mのペナルティループを一周する。
●記録内のPはペナルティー(射撃を外した数)。( )は内訳
例)P=1(0/1)=ペナルティー1。 1回目は満射(失敗なし)、2回目は1発外し。


■男子
▼座位(ざい)の部 6.6km(2.2km×3周)
久保恒造(日立システム) 8位 19分53秒6 P=1(0/1) 
[優勝:イレク・ザリポフ(ロシア)18分26秒5 P=1(0/1)]


▼立位(りつい)の部 7.5km(2.5km×3周)
佐藤圭一(中電CTI) 6位 22分44秒1 P=0
[優勝:エリック・ウルセット(ノルウェー)21分18秒1 P=1(0/1)]


■女子
▼立位の部 7.5km(2.5km×3周)
太田渉子(日立システムJSC) 6位 28分17秒7 P=3(1/2)
出来島桃子(新発田市役所) 7位 28分34秒9 P=2(2/0)
[優勝:アンナ・ブルミストロワ(ロシア) 24分40秒9 P=3(1/2)]


▼佐藤圭一選手の談話
今季のW杯最終日だったので、できることをすべて出し切りたいと思い、スタート直後から100%の力で入りました。6位入賞は、W杯ではバイアスロン、クロスカントリースキーともに個人として最高の成績なのでうれしいです。
1回目の射撃を終えた時点では3位でしたが、これまで歯が立たなかったロシアやベラルーシの選手と肩を並べて走ることができました。2回目の射撃に入るときには前半の飛ばし過ぎがたたってかなりキツかったのですが、呼吸を整えるのに時間がかかっても確実に撃つ方を選びました。結果として満射となり、これが6位という結果につながったと思います。
技術、フォームなど修正したい点はたくさんありますが、課題はレース後半の苦しくなったときにあきらめずに我慢して滑り切ることです。
パラリンピックまでの1カ月でさらにトレーニングを積み、できることをすべてやりたいと思います。


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