
2012年02月02日(木)[新田佳浩]
アメリカ大会が終わって
8日間で6試合が行われ、かなりタイトなスケジュールのワールドカップアメリカ大会でしたが、あっという間に終わったという印象です。
(スプリントレースでのスタート)
全てのレースに出場したわけではありませんが、結果は下記の通りです。
クラシカルロング:優勝
バイアスロンショート:10位
バイアスロンミドル:12位
クラシカルスプリント:準決勝敗退
クラシカルロングの優勝は、非常に価値ある勝利ではありましたが、自分の強さと弱さが明確になったと思っています。
まずは、自分の強みはクラシカルの登りが速いこと。
クラシカルロングのとき荒井監督が登りのタイムを計測したのですが、登りだけだと他を寄せ付けないタイムで通過しています。
ただ、逆に登りでリードしたタイムを平地や下りでつかっていることが弱みであるとも言えます。
スプリントクラシカルでは、登りで選手を離すもののフラットなコースレイアウトだったため、最後の平地で離されてしまうという展開でした。
今シーズンは、ランニングを中心にトレーニングしてきたので、体重も減り身体自体は非常に軽く感じるのですが、力強さという部分では少しないような気がしています。
バンクーバーパラリンピックのときのような力強さと、今シーズンのような身体のキレがある滑りが両立できることが今後の課題です。
また、バイアスロンを含めたスケーティングも、今年は比較的多くトレーニングを積んできて、テクニック的には昨シーズンよりも向上したと思うのですが、疲れてきたときに元のフォームに戻ってしまうこと。
そして、ストックのパワーを滑りに生かしきれていない部分が今後の課題です。
今回感じた課題を次の大会で少しでも良くなったと思えるように、日本でトレーニングを頑張りたいと思います。
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