チームAURORAのメンバーはパラノルディックスキーで世界をめざして切磋琢磨しています。日頃のトレーニングの様子を紹介します。選手を応援してくださるみなさん、また、 これから始めたいと思っている障がい者の方や子どものみなさんにもスキー競技の面白さを知っていただきたいと思っています。
質問1:どんなトレーニングをしているのですか?
オフシーズンはランニングをしたり、ローラースキーという、60cmぐらいのスキーの形状の板にゴムのローラータイヤがついているもので、実際のスキーのイメージにいちばん近いトレーニングを行います。そうすることで持久的な筋肉を作っていきます。
特にクロスカントリースキーの場合は持久力を養うトレーニングが必要です。一定の心拍数のもとに長距離を走りながら、柔らかい持久的な筋肉をつけていくトレーニングと、瞬発力やパワーを養うトレーニングをバランスよく行います。



質問2:普段はどこでトレーニングをしているのですか?
雪上でのトレーニングを大会まで何時間増やせるかが、海外の選手との差を縮めていく最大のキーポイントです。ヨーロッパの選手たちは近くに氷河があるので1年間通してトレーニングができる環境にいますが、日本の場合はシーズンが12月~3月位で限られていますから、雪が残っている場所をみつけて移動していきます。
日本国内では、青森県・長野県(信州)・北海道で合宿をしたり、海外ではドイツやフィンランドのスキートンネル、オーストリアの氷河などに海外遠征をして強化合宿を行なったりしています。

質問3:本番に向けてさらに強化トレーニングは行いますか?
本番直前にはJISS(国立スポーツ科学センター)や高地で低酸素トレーニングを行い、実際のレース会場の環境に合わせた調整するように努めます。
また、メンタル面においても配慮しています。結果を気にするあまり萎縮しないように、結果は結果としてあとはリラックスしてのぞめるようにします。また、勝負へのこだわりや執着心が発揮できるようなトレーニングを積んでいます。






