
2009年10月21日(水)[日立ソリューションズ チームアウローラ]
パラリンピックのクラス分け|荒井監督のパラリンピック競技ノルディックスキー講座
パラリンピックのクラス分け
[質問一覧]

- 質問1:クラス分けって何ですか?
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パラリンピックには、視覚障害のある選手と、肢体に関する障害がある選手が参加します。障害の種類や程度など、医学的側面や実施競技に関連する運動機能面などによって選手を区分し、そのクラスごとに競技を行っています。
障害の種類や程度が異なる選手が同じ種目で競い合うと、競技力以外の要素で勝敗が決まるという不公平が生まれる可能性があるため、ほぼ同じレベルの選手を集めてクラスを分けています。これを「クラス分け」といいます。 - 質問2:どんなクラスがあるのですか?
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◎視力障害によるクラス分け
B 1:視力0~光覚
(光を感じられる程度の選手)
B 2:光覚~矯正視力0.03または視野5度以内
B 3:矯正視力0.03~0.1、または視野5度~20度◎肢体に関する障害によるクラス分け(立位)
LW 2:片下肢に障害 片大腿切断等
(ストック2本+スキー板2本)
LW 3:両下肢に障害 足首間接以上の両下腿切断等
(ストック2本+スキー板2本)
LW 4:片下腿に障害 片下腿切断で義足使用等
(ストック2本+スキー板2本)
LW 5/7:両上肢に障害 両上腕切断等
(ストックなし、スキー板2本)
LW 6:片上肢に障害 片側上腕切断等
(ストック1本+スキー板2本)
LW 8:片上肢に障害 片側前腕切断等
(ストック1本+スキー板2本)
LW 9:片上肢と片下肢に障害
(自ら選択した用具を使用)◎肢体に関する障害によるクラス分け(座位)
LW 10:下肢に障害
座るバランスがない (シットスキー)
LW 10.5:下肢および上部腹筋の機能がない
座るバランスがやや良い (シットスキー)
LW 11:下肢に機能障害
座るバランスがより良い (シットスキー)
LW 11.5:下肢に機能障害
座るバランスが良好(シットスキー)
LW 12:下肢に切断の障害 (シットスキー) - 質問3:クラスは変更できるのですか?
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初めて属したクラスでそのまま競技を行いますが、徐々に障害の進行度合などが変わっていくうちに、現在のクラスでは程度が合わないと判断された際に、再度申請してクラスの変更ができます。
- 質問4:日立ソリューションズスキー部の選手が属するクラスは?
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