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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!
日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、
日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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公平な競技に

22日の深夜、テレビ会議を行いました。
2002年からパラワールドノルディックスキー委員会のバイアスロンルール作業部会のメンバーでルール作りに携わっています。


1998年のパラリンピック長野大会では、ビジュアルインペアード(視覚障害)のライフルはエアライフルで実弾を撃っていました。
(今では信じられませんが・・・)
当時は機器のトラブルも多く、各国チームからの要望もあり、ライフルの音響装置の精度を上げるために、ソルトレイク大会からビームライフルになりました。
当時は35mmのヒットゾーンでしたが、トリノ大会からソチ大会まで28mmに、今は21mmです。
年々射撃レベルが上がっているので、的の直径を小さくし、より難度を高くしています。


バイアスロン作業部会の座長はロブさん(パラノルディック委員会の委員長)とワールドカップ札幌大会で国際レフリーを務めたジョーさんら6名がメンバーです。
ヨーロッパ、北米、日本でのインターネットでのテレビ会議で、ヨーロッパは夕方、北米は朝、日本は深夜です。


今、議論されているのが、バイアスロンのビジュアルインペアードクラスで使用するビームライフル、射座に備え付けてあるものを使うのですが、ライフルが故障していたり、性能が極端に悪いものもあるようです。
そこで、選手個人のビームライフルでのレースは可能かどうか?
また、弱視選手が目視しながら射撃するので、全盲選手と比較すると射撃タイム差も大きくなっています。
公平に行うためには、どうすれば良いかなど、今後ミーティングを続けていきます。