2017年10月29日(日)[荒井秀樹]
テクニックゾーン(ダイアゴナルゾーン)
28日の全日本スキー連盟SAJクロスカントリースキー技術代表(TD)研修会で、新しいルールである「テクニカルゾーン」の説明がありました。
クラシカル種目で、ダブルポール(両方のスキーポールで同時に押し推進する滑走技術)を禁止にするゾーンを設けることができるルールが国際スキー連盟FISで決まり、日本においても実施されます。
(SAJクロスカントリー技術運営委員会池田副委員長からの説明)
クラシカルテクニックには、ダイアゴナル(左右のスキーをキックさせながら交互に滑走させる技術)がありますが、キックするためにはグリップワックスを塗ります。
このグリップワックスのために滑走性は落ちてしまいます。最近、グリップワックスを塗らずにダブルポールだけで滑走させる選手が出現してきました。それが、このルールができた理由です。
「テクニックゾーン」の設定は、競技運営の責任者であるジュリーメンバー(技術代表、競技委員長等で構成)で判断されます。
パラクロスカントリースキーの競技会では、どうするかパラワールドノルディック委員会の判断が待たれます。