articleID:5499;categoryID:460

世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!
日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、
日常の素顔から大会日記までをお届けします。

ここから本文

得意のクラシカルが1日早まって

こちらに来て急遽、日程変更には困りました。


理由は3戦連続スケーティングのレースになるということで、変更になったのですが、そんなことはレースの日程が決まった時点でわかることなのに…と、不満に思いましたが、決定したことは仕方ないことなので、得意のクラシカルが1日早まったと前向きに捉えました。


寒さに弱い岡山県民の私にとって、スウェーデンの土地の寒さはつらいですが、幸い今日は-8度と何とか耐えられる寒さになりました。


出走順も後ろから3番と順位を知るには絶好の順位でスタート。


バイアスロンのコースとは違い、5kmを周回するコースは自分の大好きな登りが多く、スタートしてから順調に滑走していました。1周目の通過タイムは5位とまずまずの出だし、本来ならここからスパートをかける予定でしたが、6kmあたりから、乳酸が溜まり、苦しさで頭の中が真っ白・・・レース中パラリンピック以来の国際レースで調整が遅れたことに後悔しつつ、タイムチェックを受けると、2周目では7位と順位を下げていました。


ただ、このままでは終われないとラストスパート。


最後は順位を上げて4位でゴールしましたが、トップの選手と53秒。


1kmで約5秒差をつけられているという現実は私にとってショックでした。気持ちが焦って、本来の腰の位置が高い自分のベストなフォームで滑れていなかったことを今後のレースで修正して、次のカナダでは自分の満足できる滑りをしたいと思います。


[写真]ワールドカップ2月22日の新田佳浩
(ワールドカップ初日 22日のレースより)