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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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IPCノルディックスキーワールドカップ第1戦ノルウェー大会 第1日結果

IPCノルディックスキーワールドカップ第1戦ノルウェー大会 第1日結果
<男女クロスカントリースキー・長距離>
女子立位の太田渉子が4位入賞


国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ(W杯)第1戦が、12月16日(水)からノルウェー・シューショーエンで開催され、大会初日の男女クロスカントリースキー長距離が行われました。
日本からは5選手が出場し、女子立位で太田渉子が4位に入りました。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下のとおりです。


【IPCノルディックスキーワールドカップ第1戦:ノルウェー大会第1日】
■開催日/12月16日(水)
■スタート時間/午前10時
■時差/日本より-8時間
■開催地/ノルウェー・シューショーエン
■天候/曇 気温/-10℃ 雪温/-12℃
■開催種目/男女クロスカントリースキー・長距離


■男子
 ▼座位の部 15km(2.5km×6周)
  久保恒造 14位 1時間8分16秒4 
  [優勝:アレクサンドラ・ダビドビッチ(ベラルーシ) 58分42秒5]


 ▼立位の部 20km(5km×4周)
  瀧上賢治 16位 1時間14分55秒1
  [優勝:トウミスト・イルカ(フィンランド) 1時間1分56秒1]


■女子
 ▼立位の部 15km(5km×3周)
  太田渉子 4位 58分16秒8
  出来島桃子   9位 1時間4分42秒8
  [優勝:ユリヤ・バテンコバ(ウクライナ) 54分41秒4]


 ▼視覚障害の部 15km(5km×3周)
  鹿沼由理恵 9位 1時間5分44秒2
  <ガイド>大平紀夫(八戸第一養護学校)
  [優勝:ベンテレ・ベレーナ(ドイツ) 54分18秒1]


■談話
▼荒井秀樹 日本代表チーム監督
今日の太田渉子は、最後まで粘りを見せ4位に入賞した。ロシア、ウクライナ選手の3強の壁は厚く、バンクーバーパラリンピックまでの調整が重要である。4位争いを前半アレーナ(ロシア)としていたが引き離し、3位のコノノバに最終周回(5km)を20秒ほど詰めることができた。
明日は、フリー種目が行われるが、上位入賞を目指したい。


▼太田渉子選手
本日のレース内容には満足している。レースでは最後まで同じペースで走り切れ、特に3週目は追い込めた事が自信となった。
明日は、スピードレースになると思うので、切れのある早い動きを最初から意識して、勝利に繋げたい。


▼出来島桃子選手
今日のレースでは、下りをしっかり滑ろうと思っていたが、制動をかけてしまった場所が何箇所かあり、思い通りの滑りができない部分があった。
明日はしっかりステップし、思い通りの滑りができるようにしたい。


▼鹿沼由理恵選手
今日は終始、落ち着いて滑る事ができた。また、次のコース状況を考えて滑る事も出来た。
今後、下り坂のスピードコントロールと上り坂の板の滑らせ方を課題として、大会、練習に取り組んでいきたい。


▼久保恒造選手
今日のレースでは、今の仕上がりを考えると、想定通りの結果となった。今後、大会、練習を通じて、パラリンピックに標準を合わせ、調整していきたい。


▼瀧上賢治選手
スタートからペースを落とさずに走り切る事を目標に、これまで練習に取り組んできたが、今日のレースではその成果が1,2周目で理想的な形となって表れた。今までのレースでは理想的な形となるのが1周目だけだった事を考えると、進歩を実感できた。しかしながら、パラリンピックに向けて、最後まで理想的な形でレース運びが出来るよう、限られた時間の中で更にトレーニングに励んでいきたい。