2010年03月03日(水)[荒井秀樹]
瀧上賢治選手(JAF愛知)の義足が・・・ 部品をみんなの力で、日本のメーカーへ運ぶ
カナダに住む日本人の皆さんに、大変な応援を頂いている。
瀧上賢治選手(JAF愛知)のクロカン用義足の足首部分の調整・角度の違いに気付き、日本の義足メーカーに至急送り、修理が必要となった。
(日本の義足メーカーに電話する瀧上賢治選手(JAF愛知))
初日の練習、新しく改良・調整してきた義足だったが、足首部分の角度が違っており、前傾をかけた走りができないことに気がついた。
しかし、もう今からだと、日数がなく空輸便でも間に合わない。
ここシルバースターは、バンクーバーから500km以上離れている。
それを知ったバーノン在住の柴田さんとバンクーバー在住の白石さんが、車でリレーし、運んでくれることになった。
(あ~、感謝だ。)
柴田さんは、白石さんと200km先のメリットで落ち合い、白石さんが、3月1日帰国予定のオリンピック日本選手団のクロスカントリー監督の佐藤志郎さんに空港のチェックインカウンターで渡してもらえることになったのだ。
そして、成田では、日立システムスキー部の事務局 勝呂君が受け取り、愛知の義足メーカーへ無事、送ることができた。
(佐藤志郎さんから義足部品を預かる勝呂(スキー部事務局))
本当に感謝で、日本だけではなく、カナダに住む日本人の方にも、「命」を救われた思いだ。
当初、間に合わないと分かって、涙した瀧上賢治。
僕は「必ず間に合うから、安心しなさい」と励ました。
パラリンピック。
本当に多く方々に応援を頂いている。
けっして、忘れてはいけないことだ。
ガンバレ瀧上賢治。
(タイム短縮のカギは、下りの技術)
(スピードトレーニング、あまりのきつさに倒れる瀧上賢治選手(JAF愛知))