2013年12月26日(木)[アウローラ]
ソチに向け、日立ソリューションズスキー部壮行会開催
12月25日(水)日立ソリューションズ本社にて日立ソリューションズスキー部の壮行会が開催されました。応援団長アウローラがレポートします。
(ソチ2014パラリンピック冬季大会代表の4選手)
日立ソリューションズ本社の講堂の壁には大きな日の丸の旗が何枚も張られ、たくさんの応援メッセージが書き込まれています。この寄せ書きは選手村の壁に掲示され、選手たちの励みとなるそうです。
社員、後援会の方、メディア関係者が詰めかける中、選手、監督が入場し、日立ソリューションズ吹奏楽団の演奏で開幕しました。
(寄せ書きの旗)
2014年3月7日~16日の「ソチ2014パラリンピック冬季大会」に、日立ソリューションズからは4名の選手が代表に選ばれました。
1998年長野パラリンピックから連続出場の新田佳浩選手、昨年のワールドカップ以来バイアスロンで連続3位以上の久保恒造選手、3大会連続のメダルを狙う太田渉子選手は今大会の旗手を務めます。ジュニアチーム所属の高校生、阿部友里香選手は初のパラリンピック出場です。荒井秀樹監督、コーチ兼選手の長田弘幸選手も一緒に登壇しました。
まず、スキー部後援会長、日立ソリューションズの佐久間社長より、日立ソリューションズのシンボルスポーツチーム「アウローラ」を世界一に押し上げるために、選手と一緒になって戦い、応援サポートに取り組むこと、最後に「To The Global Top!」と力強い激励をいただきました。
続いて後援会副会長、日立ソリューションズ労働組合の江角本部委員長から、新田選手の「不可能とは可能性だ」という言葉をノートに記して苦しい時に勇気づけられている社員のこと、世界レベルで戦う選手の頑張りが社員の士気に繋がっているなど、社員の絆としてのスキー部のエピソードをご紹介いただきました。
その後、選手、監督一人一人からソチに向けた力強い決意と、応援に対する感謝の言葉がありました。
■新田佳浩選手のコメント
この4年間、家族の大切さを感じ、それは会社や応援してくださる方も含めてです。日立ソリューションズと同志社大学で開発したトレッドミルのシミュレーションシステムも家族の思いが形になったものだと思っています。前回バンクーバー大会に味わった良い思いを、ソチでも経験したい。クラシカルのロングを狙っています。
■久保恒造選手のコメント
ソチまでのこの4年間はひたすらロシアに勝つために費やしてきました。昨年くらいから科学的なトレーニング方法を取り入れて、ようやくその成果が出てきています。今は3月に100%のコンディションに持っていくよう、戦いの準備をすることだけを考えています。バイアスロンのミドルで一番を取るのが目標です。
■太田渉子選手のコメント
バンクーバーのあと日立ソリューションズに入社し、良い環境でトレーニングをしてきました。今回のパラリンピックでは日本選手団の旗手となりましたので、一番に会場に入ることができます。私の狙っているバイアスロンショートも初日にありますので、一番に結果を出すことで日本チームが活気づくといいと思っています。会社や地域で応援してくださる方への感謝をもって、最高のパフォーマンスを発揮したいと思います。
■阿部友里香選手のコメント
皆さんのご支援のおかげで東北や私の地元の岩手、山田町も徐々に復興してきています。12月中は試験などで高校に行き、大学進学も決まりました。先日北海道のレースに出場し、去年は勝てなかった選手に今年は勝つことができ、タイムも上がったので手ごたえを感じています。パラリンピックに出場するのは初めてで想像もできませんが、今持てる力を出して、笑顔で終われるように頑張りたいと思います。
■荒井秀樹監督のコメント
私がパラリンピックとかかわったのは、1998年の長野パラリンピックからになりますが、今回のソチパラリンピックは、開会式から閉会式までスカパーが24時間のパラリンピック専門チャンネルを開設し、生中継を含む200時間以上の放送を予定しているそうです。このように日本の社会がパラリンピックに関心をもってきたのは、ここにいる選手たちの活躍によるところが大きいと思います。ソチでも全力で頑張ってきます。皆さん、大きな声で彼ら、彼女らの背中を押してください。
(ソチ2014パラリンピック冬季大会代表の4選手と荒井監督)
最後に当スキー部ブログの「みんなの「いいね!」でソチを目指そうキャンペーン」を紹介いただきました。
ソチパラリンピックに向けて、皆様の応援をよろしくお願いいたします。