2015年01月16日(金)[アウローラ]
ワールドカップとは
ワールドカップとは
国際パラリンピック委員会(IPC)の主催で実施される障がい者クロスカントリースキーの国際大会には、4年に一度のパラリンピック、2年ごとの世界選手権、そして毎年複数の都市で開催されるワールドカップがあります。
ワールドカップは毎年3~4都市で、年間に10~15レースを実施し、レースの順位に応じてポイントが付与され、そのシーズンのチャンピオンを決める大会です。年間総合優勝の選手にはクリスタルトロフィーが、2~3位の選手にはメダルが贈られます。
(2006-2007シーズン 太田選手バイアスロン年間総合優勝)
(トロフィー写真)
また、パラリンピックへの出場権獲得に向けては、ワールドカップで上位の成績を収めることが重要です。(※パラリンピックごとに選考基準は異なりますが、前回ソチ大会ではパラリンピックの前シーズンに開催されるワールドカップで6位以上、世界選手権で8位以上という基準が設けられました。)
2014-2015シーズンは、ワールドカップがフィンランド、ノルウェー、日本(旭川)の3か国で、世界選手権がアメリカで開催される予定です。
競技種目
競技種目はパラリンピックと同様、クロスカントリースキーとバイアスロンがあります。
それぞれ長・中・短距離と、クラシカル走法・フリー走法により種目が分かれています。
また、障がいの種類により、スタンディング(立位)・シッティング(座位)・ブラインド(視覚障がい)の3つのカテゴリーに分けられ、障がいの程度によりクラス分けをしてレースを行い、順位を競います。
「チームアウローラ」所属選手の戦績
「チームアウローラ」所属選手では、
新田佳浩選手が2008-2009シーズンのクロスカントリー年間総合ランキング2位、
久保恒造選手が2012-2013シーズンのバイアスロン年間総合優勝、
太田渉子選手が2006-2007シーズンのバイアスロン年間総合優勝、2011-2012シーズンのクロスカントリー年間総合ランキング2位の成績を収めています。
2012-2013シーズンに久保恒造選手が獲得したメダル(アメリカ大会の金メダル3個を除く)
今回旭川で開催される大会は、障がい者クロスカントリースキーではアジア初のワールドカップです。
この機会に、世界最高の技術とパワーを持った選手たちの走りをぜひご覧ください。