2016年03月11日(金)[阿部友里香]
東日本大震災から5年。今わたしができること
今日は3月11日。
東日本大震災から5年という月日が経ちました。
3年前はソチプレ大会の事前合宿をしていたイタリアで、2年前はソチパラリンピック期間中に、1年前は日本で、そして今年は最終戦に向かう飛行機の中で迎えます。
卒業式の3日前に大地震がきたため、卒業式もまともに行えず、友人とにもお別れの言葉を伝えることができず卒業して、高校へ進みました。
あれから5年が経ち、成人式という節目にみんなと再会することができました。
5年前より大人になった、でも変わっていない友人に会うことができ、山田町民の温かさを感じてほっとしました。
東日本大震災以降、月日が流れるのがとても早く感じます。
それは冬はスキーをやっていることもありますが、わたしの中ではあっという間の5年間でした。
震災を経験したから、日常生活を送る大変さ、電気水道の大事さ、当たり前だと思っていることが当たり前ではないこと、そして何より人の暖かさを知ることができました。
平昌パラリンピックまであと2年。
この調子でいくと2年後はすぐ来てしまいます。
わたしが今やるべきことはスキーをやること。
たくさんのところでたくさんの人がいつも応援してくれているのをわたしは知っています。
2年後、スッキリとした気持ちであの舞台に立てるように
そして一度きりしかない自分の人生を後悔しないように生きること
これが今わたしができることだと思っています。
岩手県山田町も着実に新しい町作りに向けて進んでいます。
たまにしか帰ることができないですが、片時も忘れたことはありません。
(左:オランダ島、右:小島)
またオランダ島まで船で行って泳ぎたい。
1日も早い復興と、被災された皆様に衷心よりお見舞い申し上げます。
今シーズンラストはフィンランド・ボッカティ。
来年のシーズンに向けて良い形で終わることができるよう頑張ります!!