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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、
日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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「チームAURORA」陸上競技部に馬場達也選手が入部!! 馬場達也選手×久保恒造選手対談

4月1日、チームAURORAの車いす陸上競技部に待望の新メンバー馬場達也選手が加入しました。馬場選手と久保恒造選手のお二人にお話を伺いました。

馬場達也選手

お二人の出会いから、馬場選手の車いす陸上競技部への加入までについて教えてください。

馬場達也選手と久保恒造選手の対談の様子
(北海道出身の馬場選手、久保選手)
 

久保選手と出会ったのは、2015年2月の旭川でのクロスカントリスキーのワールドカップでした。それまで私はアイススレッジホッケーなど冬の競技に取り組んでいたのですが、夏の競技にも興味があり、車いす陸上では、私が持つ障がいである脳性麻痺によるクラスがあるということを久保選手から聞き、早速、レーサー(競技用車いす)選びを始めました。

馬場選手は、それまで車いす陸上競技の経験はありませんでしたが、素直で真面目な性格で吸収が早く、今後伸びていくと思いました。
彼は、私と同じ北海道出身で地元を拠点に活動していたこともあり、私のトレーニングにも声をかけたりする機会もありました。
2020年の東京でのパラリンピックを見据えたときに、彼にとっても、自分にとっても、一緒のチームで活動していくことが良いのではと考えるようになり、チーム「AURORA」の車いす陸上競技部で活動することを勧めました。

本格的に車いす陸上競技を始めた2015年は、仕事を定時に終えてからトレーニングをしていました。ただ、夏に札幌で行われる「はまなす車いすマラソン」に出場したとき、完走もままならない状況で、「これはもっと頑張らなければいけない」と奮起しました。
そんな時、久保選手からチーム「AURORA」での活動の話をいただきました。誰もが実業団で活動していけるものではありませんし、私自身、腹を決めて、「この環境でチャレンジしていきたい」という想いで、「ぜひ一緒にやりたいです」とお返事しました。
世界をめざすには、まず国際大会でクラス分けの認定を受ける必要があり、3月のUAEのドバイで行われた国際大会で、筋力など、身体の動きや競技中の基本的な動作技術などのチェックを受けました。結果、無事T34クラス(※)に認定され、4月にチーム「AURORA」の一員になりました。
※車いす陸上競技において、脳性麻痺によるクラスの一つ

馬場達也選手
(ドバイにて、T34クラスに認定されました)