
2017年05月31日(水)[アウローラ]
「チームAURORA」陸上競技部に馬場達也選手が入部!! 馬場達也選手×久保恒造選手対談その2
馬場選手ご自身について教えてください。
私は、農業が盛んな北海道深川市で生まれ育ちました。
学生時代にアイススレッジホッケーのチームに入っていたことで、年に数回東京へ行く機会もあり、また大学時代には旭川で生活していました。卒業後は、地元に帰って、深川市役所に勤務し、このたび4月から日立ソリューションズに入社し、東京で活動することになりました。
趣味は、ウエイトトレーニングです。ジムに一日中いても苦にならず、楽しんでやっています。

東京では、どんな生活を送ることになるのでしょうか?
まずは、日立ソリューションズの社員として、仕事にきちんと慣れていきたいと考えています。元々、深川市役所では福祉関係の仕事に携わっていました。日立ソリューションズでは、安全衛生や健康保険などの事務を担当するということで、大きな不安はありませんが、しっかりと取り組んで、一日でも早く慣れたいと思っています。
慣れてきたら、午前中は仕事、午後は近隣の大井陸上競技場や駒沢オリンピック公園陸上競技場、荒川の河川敷、ジムなどでトレーニングを行っていく予定です。
馬場選手の加入にともない、早速、一緒にトレーニング環境を確認してきました。活動の拠点は北海道と東京で分かれているのですが、私は馬場選手の成長をサポートする役割も担いますので、できるだけ東京で一緒にトレーニングを行っていきます。

馬場選手が加入したことで、車いす陸上競技部はどう変化していくでしょうか?
馬場選手を見ていると、トレーニングの度に成長していますので、今後世界で活躍できる素質は十分に備わっていると思います。また、私にとっても、「自分自身も成長し続けよう」という良い刺激になっています。二人の成長が、車いす陸上競技部としてのさらなる躍進にきっとつながっていくと確信しています。

今後の目標について教えてください。
私は、国内外の大会で結果を残していくことで、世界ランキングの上位をめざしていきたいと思います。私が取り組む100mは短距離競技で、そのスピード感が魅力の一つだと考えています。トップスピードをいかに速く出すためには、やらなくてはいけないことがたくさんあり、まずはレーサーを乗りこなすための走り込みに集中していきます。
パラリンピックの代表に選ばれるためには、世界の標準記録をクリアしなければなりません。馬場選手は、まずこの一年、しっかり走りこんでレーサーに慣れ、国内の大会で実戦経験を積んでいってもらいたいです。

最後に、メッセージをお願いします。
まずは、少しでも早く、新しい環境に慣れ、トレーニングを積み、久保選手と一緒にチームを盛り上げていきたいと思います。
リオで得た経験を生かし、2020年の東京パラリンピックに向けて、新しく加わった馬場選手とともに成長していきたいと思います。
今後、久保選手は、5月下旬から行われるスイスでのトラック競技の国際大会、馬場選手は、6月に行われる「日本パラ陸上競技選手権大会」に向けて活動していきます。応援をぜひよろしくお願いします!