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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!
日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、
日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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今シーズン3度目のダブル表彰台獲得

こんにちは、
現在アメリカ・Soldier Hollow(2002年ソルトレイク・オリパラ開催会場)にてワールドカップ最終戦を戦っています。日本からの出場は新田選手と川除選手のみとなります。
本日、大会初日、クラシカル・スプリント種目が行われ、見事12月のワールドカップ開幕戦で成し遂げた2回のダブル表彰台に続き、今日再び川除選手2位、新田選手3位となり3度目のダブル表彰台を見ることができました。

[写真]メダルセレモニー
(メダルセレモニー 川除選手2位、新田選手3位)

[写真]お互いを讃え合うメダリスト選手
(お互いを讃え合うメダリスト選手)

ここ、Soldier Hollowの会場は標高が会場周辺で1,665mほどと高く、昨シーズンの北京と同等レベルの標高です。加えて日本との時差はマイナス16時間。本来なら大会に臨むためには、事前に高地トレーニングを積み上げコンディションを万全に整え臨むべきではあるのですが、出発前に日本で高地合宿を組む余裕と時間もなく、何も下準備もできないまま迎えた大会となりました。

ワールドカップ最終戦ということで選手もそれぞれに今シーズンの思いも寄せ、川除選手においてはシーズン総合チャンピオンがかかる大事な大会、そして、新田選手においても総合3位内に食い込むチャンスの可能性をもつ大事な大会でもあります。

今日は現地の天気予報が外れ、選手・スタッフを悩ます雪質コンディションで、慌ただしい1日となりました。ワックステストを何度も繰り返して突然の急激な気温の上昇にも対応し、選手のレース用スキーを無事仕上げ、2人をスタートさせることができました。

予選では、慣れない空気の薄い高地コースに苦戦しましたが、予選から約2時間後行われた決勝では、タフな条件下で2人とも素晴らしい気迫のこもった滑りを見せ、私もコース上でサポートしながら熱い応援をしレースを見守っておりました。

[写真]川除大輝選手
(川除大輝選手)

[写真]新田佳浩選手
(新田佳浩選手)

[写真]新田・川除選手と共に笑顔で記念撮影
(新田・川除選手と共に笑顔で記念撮影)

優勝は逃しましたが、短期間の現地調整でここまでやれたことに良く頑張ってくれたと、レース後声をかけ選手を讃えました。
レースは残り2戦ありますが、とにかく悔いを残すことなく、諦めない姿勢で全てを出し切って笑顔で帰国できるようこの後のレースも全力で頑張ります。

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