articleID:5999;categoryID:463

世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!
日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、
日常の素顔から大会日記までをお届けします。

ここから本文

リレーは楽しい!

世界選手権大会、リレー競技が行われた。
走る選手、サポートするスタッフ、声援を送る応援団!
みんな緊張するし、「1秒でも早くゴールしてつなごう」とみんな必死だ。
国をかけたレースだけに、熱いものを感じる。
そんな独特の雰囲気のあるリレー競技はクロスカントリースキー大会の華だ。


[写真]女子チーム

(レースが終わって、笑顔がいい女子チーム)


パラリンピックで行われるリレーは、障害区分をうまく組み合わせてメンバーを編成する。
男子は、選手の持っている障害系数の合計が288%以内でなければならない。
そして、必ず1走はシットスキーと決まっている(男子のみ)
1走久保94%、2走新田92%、3走佐藤97%、合計283%だ。


女子は、障害の重いクラス(シットスキー、全盲、ストックを持てない両腕障害)の選手を1名入れて編成する。
日本は、鹿沼選手が全盲クラス。
1走は太田、2走は鹿沼、3走は出来島。
そして、男女とも、すべてリアルタイムで争う。


[写真]太田選手

(太田選手、障害の違いをこえて競う)


タッチゾーンがまた面白い、両腕障害の選手もいるから、身体にタッチはできない。
そこで、ゴールラインとスタートラインが引いてあり、選手がゴールすると次に走者がスタートする。
それに、視覚障害の選手には、係員がスタートの合図を肩に出してくれる。


[写真]新田選手

(1走久保選手のゴールを見ながらスタートする新田選手)


いろんな障害の違いや障害の重さをカバーしながら、3人でつなぐリレー。
そして、ゴールする各国の選手たちは、チームメイトの健闘を讃えあって友情を培う。
すてきな一瞬だ。


男子日本は、ウクライナに逆転を許したが、価値ある4位だ。来年のバンクーバーでは、メダルへの挑戦権をもらったレース展開だった。
健闘した選手、ワックススタッフ、声をからして応援したチームメイト。そして、日本から応援をしてくださった多くのみなさんに、
心からありがとうございました!!


[写真]男子チーム

(男子チーム バンクーバーパラリンピックではメダルを誓う)