2007年01月21日(日)[荒井秀樹]
深雪選手、心で聞く小林ガイドの声
フィンランドからドイツへ転戦、井口深雪選手は金1、銀2と活躍しています。この活躍を支えているのは、ガイドを務める小樽水産高校体育教諭の小林卓司(たかし)先生。
どうか、写真をみてください。
声を切らすことなく走ることが、どんなに大変なことかを。
そして、後ろで、声だけを頼りにトップスピードで滑走していく全盲選手の勇気あることか。
ここオーベルストドルフは、ほとんど雪がなくコースは数メートルの幅しかない。限界スピードで滑走する選手が、コースアウトしてしまう事が、どんなに危険なことか想像がつく。
海外の監督や選手からも賞賛されている小林卓司先生のガイドテクニックは、世界一である。
あえて、僕は言うけど、こうした選手の活躍の裏に、本当に沢山の方々の応援があるのだということ。
今日のレースで銀メダルの井口選手は「トリノの金メダルと同じぐらいうれしい」と語った。それは、小林先生との、ガイドとの絆を再確認できたからに違いない。
小林先生へはもちろんだが、
その活動を支えてくれている小樽水産高校の先生方や生徒の皆さんに、僕は心から感謝したい。
そして、日本の多くの皆さんのパラリンピックチームへのご声援、ご指導をぜひともお願いします。
監督記事の下にコメント欄を設けています。
選手やガイドへ、応援のメッセージも併せてお願いします。
(IPC障害者スキーワールドカップ第2戦ドイツ大会にて)