2007年02月23日(金)[荒井秀樹]
井口深雪 満射で金メダル!太田渉子 ウクライナ・ロシアに競合い銅メダル!
障害者スキーワールドカップ 第4戦 スウェーデン大会(1日目)
バイアスロン競技12.5km
-14℃を下回る寒い中、バイアスロン・ロングレースはスタートした。
視覚障害の部の井口深雪選手は、快調な滑りをみせ、ベレーナ(ドイツ)と互角のレース展開。前半は一進一退の攻防で、井口は、一回目の射撃で満射したが時間をかけすぎ、ベレーナに20秒の差を許した。
後半、我慢のレース展開から、得意の射撃が好調でパーフェクト。
ベレーナやアンネメッテ(デンマーク)を振り切り、今シーズン2度目の金メダルを獲得した。
世界ランキングも1位をキープし、ワールドカップ総合優勝へ大きく前進した。
立位の部に出場した太田渉子選手は、ウクライナ・ロシア・フインランドの6選手がトップを争う展開となった。射撃が安定しているウクライナ2選手と太田がメダルを獲得した。太田は1回目の射撃満射、2回目3回目にミス1発。最後の射撃で満射し、逆転でうれしい銅メダルだった。
世界ランキングもアンナ(ロシア)が4位だったので、単独1位になった。
立位男子の部では新田佳浩選手が出場。射撃の成績が響き12位だった。
スケーティングでも身体が動いており、最終日のクラシカル競技に期待がかかる。
座位女子の部に出場した近藤さつき選手は、初の参加で世界の壁の厚さを感じたレースだった。最後まで諦めることなく走りきり、精神的にも強くなったことを感じさせてくれた。
ゴール目前の井口選手。
手前で応援しているのは近藤さつき選手。