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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!
日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、
日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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5月連休も休まず、旭岳合宿へ

どうしてもスキーを続けていると、家を空けてしまう事が多い。
選手をしていた時もそうだったけど、
監督になっても変わらない。


職場の方からも、「監督は家に何日ぐらいいるんですか~?」とよく聞かれる。
その質問が、僕にとって一番耳が痛い。
なぜかというと、スキー選手の場合は、どうしても雪の上でトレーニングが必要だし、
長期期間の遠征が必要になってくる。


だから、普通だったら、家族で過ごすクリスマスやお正月は僕らにとっては「一番の稼ぎ時」で、合宿しているし、今年は、そのままワールドカップがあったので遠征に出発した。
1月下旬に一旦帰国し、30日にまた次の大会へ出発した。


そして、夏は夏で8月に、雪を求めて南半球で合宿だし、この大型連休も残雪のある北海道の旭岳で合宿を予定している。


我々日立システムスキー部は、仕事として取組んでいるから、思う存分練習に励める環境にあるけれども、
一般の企業に勤めながらのパラリンピック選手やスタッフは、もっと大変だ。


どうしても日本の祝日や週末に会わせているからだ。
みんな休みが取れなくて困っている。


会社に、年次休暇や休日を上手に組み合わせて、長期の休暇をもらい、もちろん、家族の応援もなければ続けられない。
そんな苦労をしながら、合宿や大会に選手たちは参加し頑張っている。


そんな中でも、この5月の連休は意外と休暇がもらえて、合宿に参加できる選手たちが多い。
今年は残念ながら新潟や長野に雪が少なく、北海道の旭岳にした。
まだコースもしっかりあり、クロスカントリースキーができるようだ。


また、みんなに会える。
1月から3月の海外で戦った仲間たちと久しぶりに再会だ。
新潟や長野、名古屋からも選手が来てくれる。
知的障害スキー世界大会に活躍したID(知的障害)選手やデフリンピック選手たちも集まってくる。


そして、今年の反省をし、来期に向けたトレーニングの始まりだ。
このオフシーズンこそ、本当に大切で、今年の練習がバンクーバーパラリンピックの勝敗を左右すると思っている。
いつも投稿して頂いている方からも、「オフシーズン、どんな練習をされているんですか?」と質問された。


次回、どんな練習かを皆さんにご紹介しようと思っている。
長田が、新田が、さつきが、そして渉子が、日々どんな練習をしているか、お伝えしたい。


なぜなら、僕はブログを読んでくださる皆さんと一緒に、
「バンクーバーパラリンピックへの道」を歩みたいと願っているから。


[写真]新田選手と佐藤選手

24日から旭岳に入りました。新田選手と佐藤選手(左:佐藤選手は大雪山荘に配膳手伝いの住込みで練習参加です!すごい!)


[写真]グランド

グランドも雪はまだいっぱいあるよ~


[写真]シュプール

シュプールもばっちりです。


[写真]3キロコース

3キロコースもばっちりです。


[写真]ロングTシャツを着た新田選手

ロングTシャツでOKです。


[写真]長田選手

心機一転!丸坊主の長田選手です。