2007年07月24日(火)[荒井秀樹]
世界に1台、練習用シットスキー
夏休みで帰国した太田渉子と東京で集中トレーニングする近藤さつきが、7月10日から、長野県木島平と新潟県妙高高原で2泊3日の合宿を行った。
近藤さつきは、夏のトレーニング用に作製した車椅子ローラースキーに乗って、専用コースを滑走。
シットスキーと同じ動きなので、夏のトレーニングには最適。
今までは、生活用の車椅子に乗り、スキーポール(ストック)で漕いでいた。
シットスキーとは姿勢が違ったり、ポールがホイールに挟まりそうになったりで危なかった。
それを考えると、画期的な練習用シットスキーだ。
渉子は、お世話になった方々に再会したり、日本で久しぶりの練習に、うれしくて仕方がない様子だ。
さつきは、宿舎でも射撃の練習に励んだ。
合宿中の射撃練習は、廊下に10mの間隔に射座とデジタル銃の標的を置き射撃をする。
そのスコアがパソコンに表示される。もちろん実弾はでないから安全で、時間や銃口の軌道、弾痕も確認でき、練習にはとても便利。
まだ負荷をかけずに、心拍正常時での射撃で、
基礎が出来てくれば、心拍を上げた練習に移行する。
あと6ヶ月すれば、レースシーズンに入る。
1年があっという間だが、じっくりと計画的にトレーニングを積んで行きたい。
練習後、梅雨空の木島平に見えた大きな虹はとてもきれいだった。