2008年03月01日(土)[荒井秀樹]
バイアスロンに必要なのは、心・技・体だ!
7位の新田佳浩は今季から本格的にバイアスロンを始めたばかりだが、10位以内に入った。
走力のある選手なので、射撃の練習を積めば、メダル争いに絡める。
スタート1分前。目を閉じ、精神統一する新田。バイアスロンこそ、心技体が問われるスポーツだ。
「さあ行くぞ新田!」とコーチから檄がとぶ
日本チームの選手たちを紹介したい。
13位の佐藤圭一選手(中電CTI)は、第2戦よりも射撃姿勢がとても安定してきた。
射撃に入るリズムが滑らかで、今日もセンスの良さを発揮し、ペナルティ2だった。走力アップを図れば、呼吸も安定し、満射とする日も近いはずだ。
来季が非常に楽しみな選手だ。
毎回、一つ一つの動作を同じく繰り返していく
だからこそ、早く練習場を国内に完成すれば、思う存分練習ができる。
みんなの悲願だ。
バイアスロン初出場の久保恒造選手(北海道)は17位と健闘した。
ノルウェー入りしてから射撃を初めて練習した。もちろん、ライフルを手にしたのも海外だからできて、初めての経験だ。
スタジアムを滑走する久保選手
当然、射撃では苦戦したが、車いすマラソンのトップアスリートだけに持久力や強固な精神力を持っており、走力は折り紙付き。
今後、射撃技術を習得すれば、順位を上げられる手応えを得られたレースだった。