2008年03月01日(土)[荒井秀樹]
元五輪選手の阿部由香里コーチの頑張り
今季は、98年長野五輪バイアスロン日本代表の阿部由香里氏がバイアスロンコーチとしてチームに同行している。
今日のレースでも、スムーズに選手をサポートしてくれた。
パラリンピックチームで元五輪代表選手がコーチについている国は日本だけだ。
阿部コーチは、北海道美幌町の出身で自衛隊冬戦教で活躍し、選手引退後、介護の仕事を続けてこられた。
だから、パラ選手の体のケアもチェックでき、選手からも信頼も厚い。
同じ美幌町出身の久保選手を指導する阿部コーチ
各国の監督から日本の新しいコーチがいい指導をしていると評判だ。
今後、さらに指導体制を強化し、バイアスロン全体のレベルアップを図りたい。
このようなことを考えていくと、国内に障害者競技用のバイアスロン施設があれば、のびのびとたっぷり練習をさせてやれるのに、と思う。
残念ながら、現在は施設がなく、海外で初めて練習できるという環境だ。
現在、白馬村に建設を計画しているが、早く実現させたいという思いが募る。
そのためにも、結果を出していきたいし、もっと競技人口も増やしていきたい。
海外では、バイアスロンはとても人気で、今日も沢山の子供たちが応援にきてくれた。
多くの子供たちが応援してくれた!
今大会では最終日にバイアスロンパシュートが行われる。
チーム一丸となって、上位を狙ってレースに臨みたいと思う。