2008年08月01日(金)[新田佳浩]
夏バテ解消!!第2弾 ~水分補給の重要性~
水分補給が必要な理由
私たちの体は、約60%が水分で構成されているといわれます。そして1日約2.5Lの水分を汗や呼吸、尿などで排出し、そのほぼ同じ量の水分を食事や飲料水などで補給しています。
夏はたくさんの汗をかくので、いつも以上に水分を補給しないと、体が水分不足になり、熱中症だけでなく、脳梗塞、心筋梗塞などの症状を引き起こす要因の一つにもなっています。
水分補給のタイミング
①朝起きたらコップ一杯の水を!
寝ている間も汗をかいて水分を排出しています。そのため血液中の水分量も減り、朝には血液濃度が高い状態になります。朝起きたら、まずコップ一杯の水を飲む習慣をつけて、内臓や神経の働きをよくしましょう。
②運動中の水分補給のタイミング
のどが渇いてから水分をとるのは大事なことですが、実はのどの渇きを感じたときには、すでに体の中では脱水が始まっています。渇きを感じる前に早めに水分をとりましょう。その際、汗には水分のほかに塩分が含まれていますので、汗をかくと水分と同時に塩分も失われます。
スポーツなどで大量に汗をかいたときは、水分補給だけでは塩分が不足し疲れを感じやすくなりますので、スポーツドリンクなどで水分と同時に塩分も補給しましょう。
③運動後の水分補給
運動後に、ビール・・・は最高かもしれませんが、ビールなどのアルコール類は利尿作用がありますから、水分補給のつもりで飲んでも排出されてしまいます。アルコールを飲んだあとにも、しっかり水分をとる必要があります。また、ミネラルウォーターの「硬水」には、運動中に失われたカルシウムとマグネシウムが含まれているので、積極的に摂ると良いでしょう。
ちなみに、日本のミネラルウォーターはほとんどが軟水です。軟水は、軟らかな味わいのものが多く、日本人にはとても飲みやすいのですが、硬水は、少しクセがあるため、飲みにくいと感じる人もいるようです。
余談になりますが、ヨーロッパで日本のお米を炊いたとき、少しパサパサするのは硬水の影響によるものだそうです。
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