
2009年02月05日(木)[荒井秀樹]
太田が集中力を発揮して優勝。レースへの調整はさすが
今季のワールドカップ初戦で太田が優勝し、たいへんうれしく思う。
世界選手権開催地のフィンランド・ボッカティから、一昨日16時間かけてバスで移動してきた。しかし、その疲れを引きずらず、レースにしっかりと調整して臨んだところはさすが。
太田の集中力の高さをあらためて感じた。この勢いで、明日のバイアスロン7.5kmでも勝利し、2連勝としてほしい。
ワールドカップ初戦となる今大会は、日本チームとしては、課題克服をテーマに臨んでいる。全体としての目標は、射撃の命中率を高めることと、走力をつけることだ。
バイアスロンの射撃は国内に練習環境が整っておらず、満足な練習ができないので、実戦を通じて強化していくしかない。
また、選手はそれぞれに課題を持っている。勝敗や成績に一喜一憂することなく、試してみたいことと、チャレンジしたいことにじっくり取り組む機会としたい。
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