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2009年02月07日(土)[荒井秀樹]
スプリントレース 涙の準決敗退
久保選手は、くやしい準決勝敗退だった。
4人1組で2名が勝ち抜けする。
LW11クラスの久保とLW12クラス選手3人で戦った。
500m~600m付近の急な上り坂。
得意のピッチで登り切る久保に、11秒遅れでスタートしたLW12の選手たちが猛然と襲いかかってくる。
彼らの特徴は、強靭な上体をパワフルに前後に使い滑らしていく走法だ。さらには、彼らは切断などで体重も軽く、その利点を最大限に生かした滑りを見せている。
(最初の登りを逃げる久保)
(スプリント準決勝 600m付近の登り くいしばって逃げる久保)
(トルヴェル・ラーセン(ノルウェー)が追いかける)
渡辺コーチのピッチを上げろの指示に、苦痛を耐えながらスピードを上げていく久保。
逃げきるかと思ったが、最後の直線の下りと大きな左へのカーブで、上体のいいラーセン選手(ノルウェー)らLW12選手がクラウチング姿勢から片スキーでコーナーを曲がり加速していく。
ゴール手前でさされ、くやしい3位だった。
悔し涙をみせる久保に、「よく頑張った」ねぎらうスタッフ。
夜のチームミーティング、「明日のロングでがんばります」と決意を語る久保に、いよいよ前半の大会、最終戦、100%の力を出し切ろうと誓い合った。