
2009年02月08日(日)[荒井秀樹]
世界選手権、W杯で常に4位以上の太田。走り抜いたことを自信に
太田涉子はスタート直後から4位で、順位を上げられないままのゴールとなった。
7km地点では、カナダのジョディ選手(3位入賞)を30秒の差で追っていた。これは挽回できる範囲内だったが、徐々に差が開き、12km地点では80秒差となり、逆転が厳しくなった。
体のキレがなく、苦しいレースだった。
しかし、この転戦ではよく走ってくれたと思う。
世界選手権では6レース、今大会は4レースあり、
合わせて10レース行われた。太田はこのうち9レースに出場(世界選手権は5、W杯は4)。
このハードな日程にも関わらず、個人種目では、常に4位以上をキープした。
大きな波を作らず、安定した結果を出している。
これはいつもレースを楽しむ精神面の強さが発揮された証だ。
苦しいなかでも走りきったことを自信としてほしい。