2009年02月08日(日)[荒井秀樹]
新田の勝利は肉体改造の成果
新田が今季初優勝した。フィンランドから体調不良で苦しんできたなかで、ようやく勝ち取った優勝だ。この優勝により、来年のバンクーバー・パラリンピック出場はほぼ確実となった。本人もほっとしているだろう。私もとてもうれしい。
レース内容には、昨年夏から取り組んできた筋力トレーニングの成果がよく表れた。
最後まで首位を争ったライルバーグ選手(ノルウェー、※)は、ダブルポール(両腕でストックを使う)だが、左腕切断の新田はシングルポール(片手のみでストックを使う)となる。
(※セベイン・ライルバーグ 2位:1時間3分10秒3)
ダブルポールの選手は両腕が使えるために推進力が強いが、このような選手に競り勝ったことは、肉体改造によって徹底的に鍛えた脚力がついてきた証拠だ。
そして、日本で新田を後押ししてくださっているご家族、勤務先、関係者、岡山の方々、多くのみなさんに感謝申しあげます。ありがとうございました。
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