2009年06月06日(土)[新田佳浩]
バンクーバーパラリンピックまでの目標
とにかくやりきる。
これまで3大会出場したパラリンピックだが、本当に満足することができた大会は、長野大会だけのように思う。
それは日本で行われた大会で、スノーハープのコースに地元からわざわざバスで来てくれた方、ボランティアの方、そして様々な方の応援があった大会だったというのもあるかもしれない・・・
でもゴールをして倒れるまで必死に滑る。
そんな心を忘れてはいないか・・・などという様なことを最近思う。
初心を忘れてはいけない。
でも、忘れてしまいがちになる。
今年は、とことんやろう。
私はバンクーバーパラリンピックで勝ちたい。
でも勝てないかもしれない。
でも、レースが終わったあとにもうこれ以上できないと思えるくらいトレーニングをした結果が金メダルでなくてもいい。
後悔はしたくない。
トリノパラリンピックの転倒。
あの時ソルトレイクで悔しい想いをしたことをリベンジしたいと思ったことが一瞬にして、終わってしまった。
選手生活が何年できるかわからないが、柔道の野村選手が現役を続行した。
世界の頂点を目指したい。
その想いがある限り、自分自身のできることはやりたい。
私の目標、それは『おじいちゃんへの金メダル』をかけてあげたい。
その想いを達成するためにも、今シーズンはとことん走る。
果てしなく遠い数字かもしれないが、できれば自分の自信になる。
出来ないことなんてない、自分で限界を勝手に作っているだけだ。
やればできる。やった先に何かが見えてくる・・・