2009年06月09日(火)[荒井秀樹]
バンクーバーパラリンピックで”満射”をめざして
「満射」とは、射撃用語で、全弾を的中させることを言う。
パラリンピックでは、10mの距離で1.5cmの的が5つ並んだメタルターゲットを狙う。
ロングレースでは、1発はずすと1分間のペナルティが加算され、
ショートレースでは、1発はずすと150mのペナルティループを1周しなければならない。
スプリントのパシュートでは、予選で、1発はずすと20秒のペナルティで、決勝は80mのループを周回する。
種目によってペナルティは違うが、
このバイアスロン競技では、射撃が勝負に大きく左右する。
クロスカントリースキーの激しい動きと、射撃の「静」の集中力の組み合わせで、
ヨーロッパではすごい人気スポーツだ。
そんなバイアスロン競技が、選手も僕も大好きだ。
札幌宮の沢室内競技場で射撃練習を開始した。
2階建ての施設で、1階は人工芝でスモールボアライフル射撃のほかテニス等ができて、
2階はエアライフル射撃ができる。
28射座もあって、とても広いし、車いすでも利用できる。
ここ宮の沢は、長田弘幸の練習場だ。
今回は、新田佳浩、久保恒造が参加して6日まで阿部コーチの指導を受ける。
(長田選手の弾痕、さすが!)
(阿部コーチの射撃指導を受ける新田選手)
午前中は、射撃トレーニングで、午後は持久系、筋トレのメニュー。
チームの課題は、射撃タイム短縮、命中率アップだ。
この基本練習が「命だ!」
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