2011年12月13日(火)[新田佳浩]
バイアスロンの成果と課題
10日(土)に行われたバイアスロンショート競技が、9位。
翌日11日(日)に行われた新種目バイアスロンパシュート競技が、8位。
この2戦を通じて感じたことは、各選手の射撃タイムがかなり向上していることです。
昨シーズンまでは、射撃タイムと命中率で日本チームはアドバンテージを取ってきていましたが、今シーズンはかなり苦戦を強いられそうです。
実際にバイアスロンパシュート競技では、ほぼ同じタイミングで射座に入ったにもかかわらず、それほど大差なく射撃を終えていました。
そこで重要になるのが、「ここで命中すれば・・・」「ここは確実に命中させなければいけない」といったプレッシャーのかかる中で、いかに平常心で射撃ができるかだと思います。
この2レースは、30発中26発命中で命中率が約86%でした。
射撃の苦手な部分をある程度克服してきた感覚はありますが、世界のトップクラスは更に高い命中率のため、もう1段階高いレベルにステップアップしなければいけません。
ただ、苦手としていたスケーティングは、今シーズンから意識してきた技術的なことをレースでも出せたことが収穫でもありました。
まだまだ問題や課題はありますが、解決や克服をしていけば良い方向に向かうと前向きに考えて、次も頑張りたいと思います。
(ノルウェーの朝焼け)