2012年10月15日(月)[日立ソリューションズ チームアウローラ]
新田佳浩選手インタビュー(1)
★オフシーズンの選手の活動 【第5回 新田佳浩選手】
- 新田佳浩選手インタビュー [1] [2]
- 新田佳浩選手への眼差し
- ・Robin McKeeverコーチ
- ・嶋田将樹コーチ
- ・日立ソリューションズ 営業推進本部 セールスプロモーション部 データベースマーケティンググループ 主任 瀬間 雅也さん
- ・荒井秀樹監督
国内外で数々の功績を残し、世界から注目されるトップアスリートである新田佳浩選手。オフシーズンは、身体を作り込むため、ジムでウエイトトレーニングに取り組んでいます。今回は、新田佳浩選手が実際にジムでトレーニングをしている様子を取材し、新田佳浩選手の強さの秘訣に迫ります。
新田選手のオフシーズンの取り組みについて教えてください。
持久力を養い、心肺力を高めるために富士山でマラソンをしたり、滑走の感覚を失わないためにローラースキーをしたり、体幹を鍛えるためにジムでウエイトトレーニングをしています。今年の7月にはカナダに行き、同国のパラリンピック クロスカントリースキーチームのコーチであるRobin McKeeverさんの指導を受け、身体を作りあげる重要性を再認識しました。そのため最近は、ジムでウエイトを使った筋力トレーニングに力を入れています。
ジムではどのようなトレーニングをしていますか?
スキーの走行時に一番力を使う下半身を中心に鍛えています。例えば、バーベルを担いでスクワットをした後、すぐボックスの上に片足ずつ乗ってジャンプのトレーニングをします。
クロスカントリースキーは、雪の上を何万回とポールを漕いで進む競技のため、極限状態でも筋肉を動かすことができるよう、筋肉を最大限活用して自分を追い込むようなトレーニングをしています。このようなトレーニングを継続的に行うとともに、自分が強くなったと慢心せず、常に変化を求めて新しいトレーニングメニューを考案しています。
ジムでのトレーニングは、クロスカントリースキーにどのように活かすことができますか?
私は左腕に障害があり、ストック1本で走っているため、ストックを持つ右手側に負荷がかかることがあります。このような負荷を身体全体に分散させることでスキーでのタイムロスを軽減することができます。例えば、ストックをついたときに腰が折れると、腰が折れた方向に力が逃げてしまいますが、トレーニングで体幹、上半身、下半身の筋力をつけることで、身体の土台を形成することができ、ストックの力をダイレクトに推進力に変えることで、タイムを縮めることができます。
★オフシーズンの選手の活動 【第5回 新田佳浩選手】
- 新田佳浩選手インタビュー [1] [2]
- 新田佳浩選手への眼差し
- ・Robin McKeeverコーチ
- ・嶋田将樹コーチ
- ・日立ソリューションズ 営業推進本部 セールスプロモーション部 データベースマーケティンググループ 主任 瀬間 雅也さん
- ・荒井秀樹監督