
2013年05月27日(月)[荒井秀樹]
世界陸上への切符は
5月25日、久保選手の5000m車いす競技の予選がありました。
予報は雨、風もあって好タイムは期待できませんでした。
世界陸上基準記録は10分40秒。
ノットヴィルの宿舎を朝7時に出発してバスで1時間移動。プラッテルンの陸上競技場に到着。周りには羊たちが放牧されていて、スイスっぽい陸上競技場です。
久保がエントリーしている5000m予選は午後3時過ぎ。
それまで、外で待っていました。時おり雨も降っているし、とても寒かったです。
競技場の周りにはなにもなく、選手たちも大変ですが、イギリスやアメリカ、スイスチームなどは、大きなテントを持ってきていて、その中でローラーでウォーミングアップしていたり、マッサージを受けたり、選手が待機している国もあります。トレーナー帯同は当たり前の雰囲気でした。
日本は競技団体のコーチやトレーナーが来ていません。選手だけ参加しています。
IPC世界陸上を1か月後に控え、世界のライバルたちの状況を見たり、日本の選手の仕上がりぐあい、勝つための対策のために、この大会への帯同は重要だったのではないかと思いました。
車いす選手だけの陸上大会、大会運営や競技を見ていて、とても新鮮で勉強になりました。
久保選手の成績は、標準記録を突破できませんでしたが、風が強く、他の選手も苦戦していたようです。
30日のレースにかけたいと思います。
(レースの朝、選手たちが集まってきた)
(5000mレースの久保選手(中央))
(車いすレーサーの陸上大会、日本でも実現できるといい)
(海外のコーチは元選手が多い)
(帰りのバス、外は雨)