2015年02月02日(月)[荒井秀樹]
阿部友里香の射撃
阿部友里香が競技を始めた頃、お父さんは「友里香にはバイアスロンをやらせたい」「射撃に向いている」とおっしゃっていた。
なぜかというとお父さんは、元自衛隊員で射撃の腕には自信があったとのこと。
そんな血のつながりを感じていたのか分からないが、阿部友里香の射撃はセンスがいいと言われている。
27日のレースでは、4回の射撃。
1回目は2時方向に外し、ペナルティ1、この情報を聞いて2回目の射撃ではしっかり修正して満射。
3回目の射撃でも1発外し、弾痕の情報をコースにいるコーチから聞き、また修正して4回目は満射だった。
(4回目の射撃、満射!)
(射座に入る阿部友里香)
(勢いよく飛び出して行く)
毎日夜は、部屋での射撃予習(弾を込めずに射撃姿勢や引き金を引く)を繰り返す。
バイアスロン2シーズン目の阿部友里香の指導は、今シーズンから沼田貴美コーチが専任で担当している。
沼田コーチは、伝統校の旭大高校から日大スキー部、陸上自衛隊 冬季戦技教育隊のバイアスロン選手として活躍した方だ。
もっと厳しいトレーニングに取り組み、レベルアップを期待している。
最終周回(2km)もロシアのナターリアに10秒負けていたが、コースにいた長濱一年コーチからも檄がとび5位に順位を上げた。
僅か0.4秒の逆転。まだまだ強くなれる。