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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!
日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、
日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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長濱一年コーチ Q&A

昨年から新体制となった「チームAURORA」では、元オリンピック選手の長濵一年さんがスキー部の新たなコーチとして就任しました。
このたび、アウローラブログでも、長濵コーチから日々の活動について発信いただけることになりました。
そこで、今回改めて長濵コーチご本人にお話を伺い、選手の育成方針や今後の目標などについて語っていただきました。

Q.スキーに関する経歴など、自己紹介をお願いします。

A.出身の青森県野辺地町は雪国です。冬は小学校の体育でスキーの授業があり、小学3年生から競技スキーにのめり込みました。また、中学2年生の時にテレビでサラエボオリンピック(1984年)を観て、将来はオリンピック選手になることをめざすようになっていきました。

スキーのことになると努力を惜しまない負けず嫌いの性格であり、そのおかげもあってか1994年のリレハメルオリンピック、1998年の長野オリンピックの2大会にクロスカントリースキーの日本代表として出場することができました。残念ながらメダルを獲得するまでには至りませんでしたが、競技を通じて多くのことを学ぶことができたと思っています。

長野オリンピック後に現役を引退し、一旦はスキーから離れたのですが、2002年から地元のスキー少年団の指導にあたるなど指導者としての道を歩み始めました。2006年から財団法人全日本スキー連盟のクロスカントリーナショナルチームコーチとして、2014年のソチオリンピックまでの8年間を過ごしました。ソチオリンピックを最後に指導者人生にピリオドを打つつもりだったのですが、このたびご縁があり「チームAURORA」スキー部のコーチを拝命しました。

[写真]長濱一年コーチ
(長濱一年コーチ)

Q.選手・チームの印象を教えてください。
A.「チームAURORA」の選手は勝負に対し非常に貪欲であり、また、スキーを通じて人間性が養われていて、心温かい資質の高い選手であると感じています。

Q.オリンピックとパラリンピックについて、その違いや共通していることなどを教えてください。
A.私にとっては、パラリンピックの感動はオリンピック以上に大きく心に響く!と思っています。共通して言えることは、すべてのアスリートが勝負にこだわり全力で競技していることだと思います。

Q.選手への接し方で心がけていること、育成方針などについて教えてください。
A.お互いの心と心が通じ合わなければ、決して指導もうまくいかないと考えています。コミュニケーションを常に大切にし、話し合いの中で選手の持つ潜在能力を引き出すよう心がけています。

Q.今後、どんなチーム作りをめざしていきたいとお考えですか?
A.目標に向かって、その目標としっかり「向き合って・取り組んで・やりとおす」ことのできる選手の育成と、それを支えるチーム体制をめざしていきたいです。

[写真]長濱一年コーチ
(日立ソリューションズ本社のシーズン報告会にて)

Q.ご自身が競技に臨み、結果を出すうえで大切にされていることについて教えてください。
A.決して諦めず、毎日やるべきこととしっかり向き合って努力し続けることです。

Q.クロスカントリースキーの魅力について、どのようにお考えでしょうか。
A.200cm弱のスキーを工夫して操作し、地形に合わせて使い分けることで速く滑れるようになるといった技術を磨くことで、成長できる過程に魅力を感じます。また、過酷な競技ではありますが、その分レースを終えた時に達成感も大きく感じられるところも魅力です。

Q.趣味やオフの過ごし方について教えてください。
A.遠征が多いので、オフはできるかぎり、家族と一緒に過ごすことを大切にしています。また、それが自分にとって心が安らぐ時間の過ごし方です。

Q.最後に、ブログをご覧になっている方々へメッセージをお願いします。
A.「チームAURORA」のさらなる発展をめざし、選手のトレーニングや試合に関するリアルな情報も含めて紹介していきたいと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いします!