2016年03月18日(金)[アウローラ]
クラシカル・スプリントで銅メダルを獲得した新田選手、長濱コーチ、荒井監督のコメント
国際パラリンピック委員会主催のノルディックスキーワールドカップ最終戦フィンランド大会3日目のクロスカントリー・クラシカル・スプリントで、銅メダルを獲得した新田佳浩選手、長濱コーチ、荒井監督からコメントが寄せられました。
▼新田 佳浩 選手
今日のスプリント・クラシカルでメダルを獲得することができたのは、監督を始め、ワックスマン、スタッフ、チームメイトの力があったからです。
また今回の表彰台は、今シーズンで初の表彰台に立つことができたこと、そして2018年3月に行われる平昌パラリンピックで正式種目になっているスプリント・クラシカルであることを考えると非常に意味のあることと考えています。
ただ、目標は平昌パラリンピックでメダルを獲得することなので、さらに精進して頑張りたいと思います。
引き続き、日本チームの応援をよろしくお願いいたします。
▼長濱 一年 ヘッドコーチ
男子立位の部に出場した日本のエース新田選手はこの種目をワールドカップ最終戦のターゲット種目と定め挑んだ。
予選から積極的な滑りを見せ4位で順当にクリア、続く6人で行われるヒート戦のセミファイナルでは1組目でスタート、レース展開を伺いながら余裕すら感じられる1位通過、最終ファイナルへと進んだ。
ファイナルではスキーの滑りとベテランらしいレース運びを見せ、ライバルとゴールまでもつれるデットヒートの末、3位でゴールに飛び込み。今シーズンワールドカップ初の銅メダルを獲得し表彰台に立った。
スピードと駆け引きが鍵を握るスプリント競技だけに、ファイト溢れる滑りはチーム全体を活気づける内容でもあり新田選手を高く評価したい。
このワールドカップ最終戦で表彰台に立てたことは、競技者としての新田選手を更に成長させる内容でもあり、2018年ピョンチャンパラリンピック本番を見据えた上でも大きな収穫のあるレースとなった。
▼監督 荒井 秀樹
バンクーバーパラリンピック金メダリストの新田佳浩、このスプリントクラシカルレースで獲得したものだ。
ソチではフリー種目、次の平昌ではクラシカル種目になり、パラリンピック毎に走法が入れ替わる。
新田を指導する長濱一年ヘッドコーチは、日立ソリューションズスキー部に所属し、この2年間、平昌パラリンピックでの金メダルをめざし取り組んできた。
平昌パラリンピックでは、この上位選手が中心で、だれが勝ってもおかしくない。
19日には、クラシカル30kmレースがある。さらに上位をめざしチーム一丸となって奮起したい。
日本の皆様の応援をよろしくお願いします。