2017年03月13日(月)[アウローラ]
クロスカントリー・スプリントで銀メダルを獲得した新田選手と長濱コーチのコメント
国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ(W杯)第3戦 韓国大会3日目、クロスカントリー・スプリント・クラシカルで銀メダルを獲得した新田佳浩選手と長濱一年コーチからコメントが届きました。
【速報】IPCワールドカップ第3戦クロスカントリー・スプリントで新田佳浩が銀メダル獲得!!
●新田佳浩選手
今日は今シーズン最大の目標にしていたクラシカルスプリントでした。
調子も良く、予選は2位通過しました。気温が上昇する準決勝、決勝では水が浮いて滑走性も悪くなる苦しい条件ではありましたが、ワックスマン、そしてコースの様々な場所で応援してくれた監督、スタッフ、選手のお陰で最後までしっかり滑ることができ、銀メダルを獲得することができました。
ただ、決勝での駆け引きでトップ選手に付いて、最後の直線で勝負できなかったことは今後の課題もあります。
●長濱一年コーチ
本日ピョンチャン大会3レース目、クロスカントリー男女スプリント競技が行われた。 我々はこの競技に男子立位の部に新田佳浩・川除大輝・星澤克・岩本啓吾選手、女子立位の部に阿部友里香選手、男子視覚の部に高村和人選手、女子座位の部に新田のんの選手、以上7名のエントリーで挑んだ。
男子立位の部に出場した新田佳浩選手が予選から順当な滑りで2位、続くセミファイナルでも余裕を持っての1位で決勝ファイナルへと進んだ。ファイナルでは予想通り強豪ウクライナ勢との激しいデッドヒートを繰り広げる展開。最後は一歩及ばなかったものの2位でゴールし銀メダルを獲得した。期待通りの滑りを見せてくれたことはチーム全体にも活気をもたらしてくれた。細かい修正はあるが来年の本番を見据えた上で良いイメージを持てたことは大きな収穫となった。
一方、今大会初参戦となっている川除大輝選手もファイナルまで勝ち進み6位と大健闘し、今後に大きな希望が持てる滑りを見せてくれた。
また、女子立位の部に出場した阿部友里香選手は予選・セミファイナルではリズム良く滑っていたがファイナルでは焦りから思うようなレース運びができず4位にとどまった。
その他は男子立位の部の星澤克選手は12位、岩本啓吾選手が16位、男子視覚の部に出場した高村和人選手が10位、女子座位の部に出場した新田のんの選手が13位という結果に終わった。
引き続き今後のレースでもメダル量産に拘り頑張って行きたい。