
2022年12月02日(金)[新田佳浩]
Saariselkaでのトレーニング
11月15日から11月30日までフィンランドのSaariselka(サーリセルカ)で合宿を行っております。
この合宿のテーマは、自分自身がこの期間でどのくらい変われるか?ということでした。
夏場のトレーニングも思い通りにできなかった今シーズンですが、肉体の変化は3週間で変わるのがわかるといわれています。
私自身を実験体として、どう変化したのか・・・
そのために、いつもと違うことを2つ行いました。
1つめは、朝起きたタイミングで「股関節のストレッチ」を行うことです。
年齢的な影響もあるのかもしれませんが、動きの中で疲労してくると股関節周りにぎこちなさが出て、うまくスキーに乗ることができない。そして疲労感が残ったまま滑り続けるという悪循環になることがありました。
特に寝起きは身体も硬くなっているので、可動域や筋肉の弾力性を持たせることを目的に行いました。
そしてもう1つが、「ショートインターバル」を積極的に入れる。ということです。
ここでいうショートトレーニングとは30秒間の最大心拍の90~95%程度の運動と、30秒間の休息を繰り返すトレーニングを10セット程度繰り返すことです。
こちらはスピード持久力を向上させるための方法の1つです。
さてこの2つを行ってきて、どう変わったか・・・
これは、雪質やコースの条件なども大きく影響されるため、一概には言うことはできませんが、11月20日の午後と29日の午後がほぼ同じ時間で走行距離も同じでしたが、平均心拍数が135拍から127拍と低下していました。
もちろん体調、そして滑り込むことによってスキー技術が徐々に洗練されていったこともあるかもしれませんが、肉体的な疲労感は軽減されたように感じます。
ちょっとしたことですが、自分自身が何か変化を起こそうとすると肉体も変化するということを実感することができたSaariselkaの合宿でした。
明日はW杯の初戦が行われるVuokattiに移動です。
Ramsauも3年ぶりでしたが、Saariselkaも3年ぶり。
日本とは違った景色、そして風景をご覧ください。
フィンランドの朝焼け。
この日は気温-20℃だったので、大気が凍って雲のようにぼやけています。
(ホテルからの景色)
そして壁も凍り付くので、こんなアートも出来上がります
(壁アート)
最後にコースにはこのような標識もあります。
(クロスカントリーの標識)
また、フィンランドの景色を届けます!!